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要改稿 読書ノート

酒見賢一 『陋巷にあり』 新潮文庫 感想

投稿日:2004-02-20 更新日:

前読んだ酒見賢一の『墨攻』が面白かったので
孔子をテーマとした『陋巷にあり』も読んでみる事にした。

この長編小説は、白川静先生の研究成果をふんだんに取り込み、
今までの孔子像を塗り替える面白いものではあるが、
あまりに設定がぶっ飛びすぎ。

孔子の最愛の弟子、顔回は魑魅魍魎と戦うサイコソルジャーだった!!
これだけでも「エーッ!」と思ったが、パラパラ中を見ていると
殷周の青銅器に良く描かれている想像上の獣、トウテツは
なんと「召喚獣」なのだ! 「オアー」あいた口がふさがらなかった。

しかし読み始めてみると案外落ち着いた語り口で安心したというか
拍子抜けしたというか。

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陋巷に在り〈1〉儒の巻 (新潮文庫)

陋巷に在り〈1〉儒の巻 (新潮文庫)

『墨攻』と同様、随所に思想史的解釈が織り込まれているので
孔子入門にいいかも

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