宇多田ヒカルの旦那によるゲーム的CG映画。
映画誌とかで独特のCGが綺麗と画面のよさだけは絶賛されているが
そのCGは確かに綺麗だけれども、PS2ゲームのOP/EDムービーの域を
出ていないと思う。緻密ではあるけれども、そこはかとなく漂う
チープさ(いい意味で)もゲームCGっぽい。
2時間半もあるのに、ストーリー性は薄いし、ラストは凡庸だった。
僕自身は原作を見ていないけど、原作からのファンは
期待を裏切られる内容らしい。説明不足の感は否めない。
しかし、SAKURAドロップスのPVの幻想的な雰囲気が
全編で味わえるし、見ても損はないと思う。
雨上がりの宮迫や、及川光博がいい演技をしている。