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吉川英治『上杉謙信』感想。雪国の禅士

投稿日:2005-06-15 更新日:

上杉謙信

上杉謙信

東北を営業として廻って一年たつが、最近力を入れているのが米沢。

県庁所在地の山形より人口は少ないのによっぽど好調。

米沢には何か秘密があるのか?と思い、『上杉鷹山』という

大変優れた経営者のお陰で地の利も悪い米沢は現在まで活力があるという。

童門冬二の『上杉鷹山』については後日書きます)

上杉家を知るならやはり、上杉謙信からはじめるしかなかろうと、

読んでみた。この吉川英治氏の『上杉謙信』は、川中島の決戦の

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直前から始まり、謙信の死に終わる後半生が描かれる。

禅に傾倒し、戦国の兵法を無視した捨て身の切込みを続ける姿は

空恐ろしいものを感じた。

先日、同じ川中島の決戦を、武田方の山本勘助道道鬼の

立場から描いた、井上靖の『風林火山』を読んだが、

決戦のクライマックスでプッツリ終わってしまっていたので

フラストレーションが溜まっていたが、同じ戦を書いていても

作家によってぜんぜん印象が違うもんだ。

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