読書ノート

童門冬二『直江兼続』感想。米沢の父祖

投稿日:2005-06-18 更新日:

全一冊 小説直江兼続―北の王国

全一冊 小説直江兼続―北の王国

東北を営業で廻っていて、その土地の歴史を

知ろうとすると、中学程度の日本史の

知識しかかないので

訳が分からなくなることが多い。

米沢は伊達政宗がむかし領主であったが、

いつのまにか上杉家の所領になっていて

上杉謙信を祀る上杉神社がある。

武田信玄との川中島の決戦の模擬戦なんかも

毎年やっているという。

しかし、上杉家は新潟(越後)が本拠でなかったか??

その領地転封のゴタゴタ、歴史的経緯をよく理解できる

のがこの小説である。

上杉家の陪臣でありながら、豊臣秀吉から

米沢の地を貰いうけ、関ヶ原の敗戦によって

主人が転がり込んでくるまでの直江兼続の活躍と

葛藤が描かれる。日本史知識ゼロの自分にも

東北各県の歴史的経緯が実に分かりやすかった。

石田光成と直江の敵味方越えた友情にも涙。

会津120万石の上杉家が米沢30万石の

土地に転がり込み、社員のうちほとんどが

管理職・重役クラスとなった、某ニッポン放送のように

矛盾満載だった米沢をどう立て直していくか、

それは上杉家に来た養子、鷹山に受け継がれていくが

その奮闘振りも昨今のリストラしか考えない

日本企業がもっと見習うべき。

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