本国フィンランドでは国民的大人気バンド、Nightwish。
中学生のころからメタル一筋の私としては、メタルバンドが
チャートを席巻するフィンランドという国は羨ましくてしょうがない。
日本で本格的なメタルバンドとしてメジャーなのは
X JAPANくらいしか思いつかない。Xが解散して10年、
彼らの外観だけを真似ても、音楽性を受け継ぐことはなかった
日本のヴィジュアル系バンドにため息しか出ない。
日本デビュー作の2nd『oceanborn』を聴いて衝撃を受けてから
早10年?、もうそんなになるのか、、とwikipediaを見て感慨無量。
一貫してドラマチックかつ繊細優美なオーケストラ、
時には慟哭のギターでメタル狂たちの魂を震撼させてきた
バンドだが、メンバーの不和からボーカルのターヤが脱退。
このニュースを見たとき、ターヤ無きNightwishなんて考えられない
もはやNightwishは終わった、、、と、全メタルファンが泣いた。
このアルバムは新ボーカルのアネッテを迎えた初めての
アルバムになるが、ファンの間で賛否が真っ二つに分かれている。
こんなのはNightwishじゃない!という声と、こういうのも
新境地としてありでは?という声。
私は「ありでは?」派だけど、やはりオペラ調の歌い方の
ターヤのほうが良かった。
このアルバムは、よくも悪くも普通の歌い方のアネッテ故に
その分、楽曲構成の良さを際立って感じることができる。
ボーカルが変わっても凡百のゴシックメタルからは頭何個分も抜きん出ている。
ナイトウィッシュ