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中国文学まとめ[1917年]『文学革命』

投稿日:2008-08-07 更新日:

1917年、アメリカ留学中の胡適《新青年》誌に
寄せた論文〈文学改良芻議〉に端を発した白話(口語)文学運動のこと。

それまでの文語による文学が古人の模倣に過ぎないと一刀両断し
「対句を用いない・典故を用いない・常套句を用いない」文学を提唱した。

これからの文学は、古典に依らないその時代独自の文学を創造すべきで
俗字俗語を積極的に交えるべきと主張。

中国文学は文語による詩が孔子以来、中心的であったが
むしろ今日の文学は唐・宋時代より伝わる白話俗文学の流れに
合わせるべきとも主張する。

《新青年》主宰者である陳独秀は〈文学革命論〉を発表し
今までの難解な貴族主義文学を打倒し、
写実文学を主とするべきであると主張。
胡適を援護した。

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魯迅《狂人日記》が1918年に発表されると白話文学が次々と発表され
1919年に五・四運動が起ることにより白話文が一気に全中国へ広まった。

(私見)

中国の白話文学は以来、多数の作家を生み出したが
彼らの文体は西欧語の翻訳調で有ることが多く、無味乾燥なイメージを受ける。

改革開放以来、大陸でも金庸など武侠小説が隆盛を極め
伝統的な文化が見直されている。日本と同じように歴史大河ドラマが
大流行であり、そのドラマ内では頻繁に文語が飛び交う。

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