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読書ノート

スタンダール『赤と黒』感想。蓋し名言

投稿日:2008-12-18 更新日:

スタンダールというか、フランス文学
どうも好きになれないと思いつつ、
けい。さんの感想を見て
読んでみたくなりました。

赤と黒 (上) (光文社古典新訳文庫 Aス 1-1)
スタンダール
光文社
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とりあえず上巻読了。
フランス文学らしく恋愛が主なテーマの一つですが
恋愛小説が苦手な自分でも割と抵抗なく読めました。
歴史小説的な側面が強いからかな。

まだ物語がどう転ぶか全然分かりませんが、
次の一言で『赤と黒』は僕の中で名作になりました。

<女って邪悪だな!>とジュリヤンは思った。<いったい何が楽しくて、どんな本能からぼくら男をだますんだろう!>

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男がつく嘘って、大体理由や魂胆が分かるんですよ。
金・女・権力で片が付く。実に単純なモノです。

しかし、女性の嘘は時に「何の理由もなく・何の意味もなく」
つかれているようなものがあると思います。
その嘘をついたところで誰も得をしないし
ただ混乱させられるだけのような嘘を。。

そういう場面に遭遇すると、キルゾーンに踏み込んでしまったような
悪寒と、理性ではとらえきれないものへのおののきを感じるのであります。

女性は女性の、男には分からない論理で動いているのでしょうか。
しかし、男の僕にはどう考えても所詮分からないので
ジュリヤンが本能と表現したことに頷いてしまいます。

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