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読書ノート

浅田次郎『中原の虹』第三巻感想。主人公は袁世凱

投稿日:2008-12-27 更新日:

中原の虹 (3) (講談社文庫)

中原の虹 (3) (講談社文庫)

前作「蒼穹の昴」から、実質的に物語の中心だった西太后
2巻の最期で崩御してしまったので、この第3巻から物語が
面白くなくなったと言う声もあるが、
清朝が崩壊する様を淡々と描いたこの巻は
自分にはとてもおもしろかった。

 

清朝は戊戌の政変の時から、袁世凱という妖怪のような男に
翻弄され、ついには覆されてしまうのだが
歴史の教科書や、専門的な本を読んでもよく分からないところがあった。

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浅田次郎はこの巻で、袁世凱の常人には理解しかねる
その行動の一つ一つを鮮やかに描いている。
歴史書からこぼれ落ちてしまう、小説にしかできない芸当だと思う。

中原の虹 (1) (講談社文庫)

中原の虹 (1) (講談社文庫)

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