日曜日に何気なくNHKを見ていたら奇妙な
タイトル映像があり、何かに似ているな、、と思ったら
タイトル映像の制作を押井守とプロダクションIGが担当してました。
なんとなく『イノセンス』っぽかったんですね。
しかしもちろん制作費は桁違いだと思うので、NHKスペシャルの方が
『イノセンス』の劣化コピーみたいになってしまっていました。
そこでチャンネルを変えようとしたんですが、ナレーターに
「宮迫博之」と出て二度ビックリ。なかなか堂に入ったナレーション。
『ウルルン滞在記』で松尾スズキがナレーターを
していたとき以来の驚きでした。
その驚きの余韻のまま、最期まで見てしまいました。
NHKにしてやられましたよ。。
「雨上がり」宮迫が、なにか面白いのを混ぜてくるかと
期待しましたが、そこまでNHKは許さないです。あたりまえです。
たぶん自分は人生で一度も行かないであろう南アフリカ共和国、
首都ヨハネスブルクの話でした。
http://www.nhk.or.jp/special/onair/090125.html
資源大国でもある南アフリカ共和国。アパルトヘイト撤廃後は
黒人優遇策で黒人が「黒いダイヤモンド」と呼ばれ、
とても元気なようです。
背景にあるのは政府の黒人経済強化策。優先的にレアメタル鉱山の採掘権を与えられてこれまで白人が独占していた鉱山経営で成功を収める黒人も登場した。かつての白人専用カジノには黒人富裕層が詰めかける。
白人との格差は少なくなりましたが、黒人間で深刻な格差が
生まれてしまい、対立が深まっているそうです。
そして、アフリカに祖先を持つオバマ大統領に期待がとても大きいと。
この富を狙って2つの新興国、中国とインドが競い合うように進出している。流れ込む中国人は5 千人から20万人と急増した。
中国人は本当に世界中どこへでも行きますね。
それも自らの生活体系を維持したまま。ヨハネスブルクの商売も
南アフリカ人あいてに常に中国流でした。
杭州で見たのとぜんぜん変わらないやりとり。
2001年に中国に留学してたとき、中国のテレビでアフリカの
特集をよくやっていたのを不思議に思いました。
家庭教師の人に聞いてみると、中国人はアフリカにとても
憧れているそうです。日本人だったらヨーロッパとかに
惹かれるのに、なぜアフリカなのか聞いてみると、
「ヨーロッパなんてたいしたことない。中国の方が
よっぽど古くてスゴイ文明だから。それよりアフリカの
サバンナでたくさんの野生動物をみたい」
と言っていました。その中華思想に唖然としながらも
圧倒されたのを思い出しました。