台湾新幹線にスーツケースぎっしりつまった時限爆弾を持込み、すんでのところで大爆発するところだった事件ですが、容疑者像がだんだん分かって来ました。犯人はどうやら周到な計画的犯行らしく、かなり巧妙な警察官のコスプレをしていたようです。
炸彈客案重大進展 警帶回嫌疑犯−民視新聞監視カメラに写った容疑者の警察官の変装は、一目見ただけでは変装と分かりません。兄弟で犯行を行ったらしいです。もちこんだ爆弾は、新聞によると1,000人を殺せるくらいの威力があったかもと書かれていました。発見が遅ければ地下鉄サリン事件を上回る無差別テロ事件になるところでした。
最近台湾では不安定な世情を反映してか、陰惨な事件がよく起こっています。しかし、それらは顔見知りの犯行であって動機がわりとはっきりしているものばかりでした。でも、この爆弾の件は、怒りの矛先を特定の個人じゃなくて社会全体へ向けたものです。台湾でも「誰でもよかった」的な事件が増えるかもしれないと考えると憂鬱です。

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