台湾の離島・金門島ではこの時期、城隍神(都市の守り神)を迎える祭祀が毎年盛大に行われるそうです。この祭祀はかなり有名で、毎年多くの観光客が訪れるとか。
金門島は中国・福建省のすぐ対岸にあり、台湾本島より中国に近い島です。そのため台湾本島の文化とはすこし趣が異なるところが面白いです。
台湾本島の祭祀は、原色を基本とした絢爛豪華なものですが、金門島の祭祀のほうは黒を基調としたもので、日本の文化に少し類似しているところがあるかもしれません。
中国にも城隍神を祀る廟はありますが、文化大革命の時にその祭祀は廃れてしまいました。金門は大陸からの観光客も多く、彼らは金門ではじめて失われた中国文化を体験できるようです。