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カメラのCMOSセンサーに付いたゴミやチリを自分で掃除して取る方法とは?

ミラーレス一眼カメラ・NIKON 1 V1の撮影素子にゴミが付いたので、自力で清掃してみました。

ペンタックスのクリーニングキットで一発解決

使ったのは「PENTAX イメージセンサークリーニングキット O-ICK1」です。

とりもちみたいなオレンジの部分をセンサーに押し付けて、ブロアーでも取れないゴミや汚れを取り除きます。

黒いカメラを見る黒髪の台湾人女性

ペタペタと10分位格闘し、清掃しました。センサーをライトにかざすとまだ何か付いてそうな感じもありましたが、テスト撮影してみると見事にゴミや汚れが取れていました。

この製品はPENTAXのサービスセンターでも同じものを使っているそうです。価格もおてごろなので、保証期間がすぎたカメラの場合、メーカーに清掃を何度も頼むよりお得です。

デジタル一眼レフカメラのセンサー清掃にも使える

以前CanonのEOS 40Dの撮影素子にゴミが付いてしまった時も、このPENTAXのクリーニングキットを使って清掃し、完璧に綺麗になりました。

そもそも、PENTAXの一眼レフカメラ用製品なので当然ですね。

一眼レフの場合、ミラーがあるため撮影素子までの距離が遠くて見えづらいので清掃しづらかったですがミラーレスのNIKON 1はセンサーむき出しなのですぐ清掃できました。

ニコンの本格的センサークリーニングセット

NIKONからは純正のクリーニングキットも出ていますが、これはPENTAXのように簡単に清掃できるものではなく、かなり本格的です。NIKONのは無水アルコールを使い、シルボン紙でセンサーをゴシゴシと拭くタイプです。

付属品は少ないのに、かなり値段は高いです。センサー清掃手順のDVDが付いているそうで、その値段が高いのだと思います。

NIKONのキットで清掃したほうがセンサーは綺麗になるのだと思いますが、PENTAXのもので充分きれいになります。失敗の確率もPENTAXのほうが低いでしょう。

NIKON 1 V1は一応センサーに振動式のダスト対策がしてあります。しかし粘着するゴミには弱いようです。中古で買ったのですが、前の所有者があまり綺麗に使わなかったのかもしれません。

マイクロフォーサーズはセンサーのゴミ問題がない

同じ時期にマイクロフォーサーズのOLYMPUSのE-PL1を中古で買いましたが、こちらのセンサーはすこぶる綺麗。ゴミもチリもまったく見えずピカピカです。

オリンパスのOM E-M5やパナソニックのGMsも今まで一度もゴミが付いたことがありません。

OLYMPUSのダストリダクション「SSWF(スーパーソニックウェーブフィルター)」の優秀さに改めて感心します。

レンズ一体型カメラはゴミが付くとお手上げ

レンズ交換式のカメラはどうにか自分でセンサー清掃できるので何とかなります。

しかし、3回めのゴミ混入が発覚したRICOH GRはゴミが入ってしまったら最後、どうにもなりません。掃除機でレンズの隙間からゴミを吸い込むこともできるそうですが、粘着力の強いゴミには効かないでしょう。

RICOHは後継機のGRIIを見ても分かるようにGRシリーズにダストリダクションを付ける気はないようなのですが、せめて自分で清掃できるような構造にしてほしいものです。

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