「鋼鉄的日記」

台北から現地ニュースや生活情報をお届け

台湾

世界大学ランキングにおいて、台湾の大学の順位が3年連続で下落。唯一「台湾大学」がトップ100に残るものの、81位~90位と低迷。原因は教育に対する予算と補助金の削減か。

投稿日:

 世界大学ランキングにおいて、台湾の大学の順位が下がり続けています。

トップの台湾大学は三年連続で順位を落とす

 英国の教育専門誌、タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)が発表している世界大学評判ランキングで、台湾の大学で唯一「台湾大学」がトップ100に入っています。しかし、三年連続で順位を落とし、かろうじて81位~90位にノミネートされているに過ぎません。

アジア勢は増加。トップは東京大学。

 イギリスが作ったランキングであるということで、やはり英米圏の大学が上位を独占しています。ただ、アジア勢も健闘しており、昨年はトップ100に10校しか入っていなかったのに、今年は17校入りました。そのなかでトップは東京大学(12位)、中国大陸の清華大学(18位)、北京大学(21位)と続きます。

http://www.flickr.com/photos/88607481@N00/4078760769
photo by swanky
世界大学評判ランキング 台湾大が3年連続で後退 アジア1位は東大 | 社会 | 中央社フォーカス台湾

台湾の大学の順位が落ちた理由

 大学関係者によると、台湾の大学の順位が落ちたのは予算や補助金が削減されたからだということです。台湾も日本と同じように教育に対する予算は軽視されているようで、年々減っています。日本のように大学を法人化するという動きも有るようです。こういう大学ランキングは理系に強い中国の清華大学が上位に食い込んでいるように、理系に対するウェイトが大きいと思われます。理系の研究はやはりかなりの予算が必要で、その予算を削減すれば大学の競争力が下がるというのもうなずけます。

台湾でも「文系不要論」がくすぶる

 日本では文系学部を減らしていく動きがあるようですが、台湾でも人文学系に対する風当たりは強く、「すぐに役立つ」教育が必要だと叫ばれ始めました。リベラル・アーツというのは、すぐには役に立たないけど、人生の大事なときに必ず役に立つものですが、なかなか世間はそう思ってはくれないようです。私はリベラル・アーツの一環で学んだ宗教とか思想とかが無ければ、このように生きていなかったし、ヘタしたら死んでいた可能性もあります。古典や歴史の重要性も30歳を過ぎた頃から強烈に感じるようになりました。

-台湾

Copyright© 「鋼鉄的日記」 , 2017 AllRights Reserved.