『亜人』第7巻を読みました。もともとは人だが死後、人ならざる不死身の存在・亜人とふつうの人間との闘争を描く漫画ですが、今巻では亜人側の黒幕・佐藤の過去が明らかになります。
死を恐れない人間という思考実験
この漫画の亜人という存在は不死身のため、死を恐れません。そのため、自爆テロを躊躇なく行い、他人の命を露ほども重視しません。もちろん現実に亜人はいませんが、今日フランスで大規模なテロがあったように、死を恐れずテロ行為を行う人間は現実世界でも次々と現れます。
彼らは信じる宗教(イスラム教)が来世を確信させてくれるため、『亜人』で描かれるような心情になっているのかもしれません。