胃腸の調子が壊滅的に悪くなって、死にかけましたが、エノキダケを食べて復活しました。
不安定な天気で胃腸はボロボロ
台湾、特に台北はものすごく不安定な気候が続いています。真冬の天気から35度以上の猛暑日になり、今はまた冬の天気に逆戻りしています。
日本も今年の春はめちゃくちゃな異常気象で、桜が開花しても雪が降ったり、急に30℃の真夏日になったりと厳しいようですね。
台北は低気圧がずっと居座る
台北は気温の上下に加えてずーっと低気圧が停滞していて、先週はずっと雨模様の毎日でした。
このジェットコースターのような天気と、80%を超える湿気とで体の状態も精神の状態もボロボロです。
特に胃腸の調子が大変悪くて、日常生活に支障をきたすほどになってしまいました。
胃腸薬を飲んでも改善せず
胃腸の調子はビオフェルミンを飲んでも胃腸薬を飲んでもまったく症状は改善しません。
何かを食べるとすぐお腹を痛くなってしまうので、授業前は何も食べずに行きました。
食欲も全くなくて、食パンだけを食べて生活していました。そうすると、日常生活を送る体力もなくなるほど衰弱してしまいました。
以前もこういうことがあったなと、思い起こし、そういう時は何を食べていたっけと考えてみたら、エノキダケ(えのき茸)が胃腸に良かったことを思い出しました。
台湾のエノキダケは「金針菇」
台湾でもエノキダケはスーパーでいつでも売っています。日本と同じようなパックで売られているため、日本と同じような瓶を使った栽培方法なのでしょう。
ちなみにエノキダケの中国語は「金針菇 Jīnzhēngū:ジンジェングー」、金の針のキノコとはなかなか高級そうです。ファイナルファンタジーというゲームでは「きんのはり」は石化を治す重要アイテムですが、それもちょっと連想させます。
ちなみに英語でどういうのかと調べてみると「Enoki mushroom」というのと「Flammulina velutipes」というのが出てきました。Flammulinaは学名ぽいです。
台湾でも安いエノキダケ
日本でもエノキダケは安くて庶民の味方ですが、台湾でも安くて1パック10元(約35円)くらいです。台湾の物価はだいたい日本の三分の一くらいと鑑みると、日本と同じくらいの感覚となります。
今日は3パック25元(約75円)で買えました。
エノキダケのキノコキトサンが胃腸を保護する
エノキダケがなぜ胃腸に良いのかというと、キノコキトサンという複合型食物繊維を豊富に含んでいるからだそうです。
エノキダケは不溶性食物繊維ももちろん含んでいますが、キノコキトサンというのは水溶性の食物繊維です。だから汁物とかにした場合は、全部飲まないとキノコキトサンは摂取できなくなります。
「キトサン」というのは細胞膜に含まれる食物繊維物質で、腸をコーティングしてくれて、腸内バランスがよくなる整腸作用があります。
この整腸作用のおかげで、一週間続いた胃腸の苦しみから開放されました。安いのに薬よりも効いて、本当にありがたいです。
整腸作用以外に内臓脂肪燃焼や抗がん作用も
また、キノコキトサンは内臓脂肪を燃焼させる効果があって、ダイエットにかなり効くとのこと。前述した腸をコーティングしてくれる効果は脂肪の吸収も抑える効果があるようです。
JA長野厚生連北信総合病院と国立がんセンター研究所との共同研究によると、エノキダケには制がん作用、発がん防止作用、さらに発がん予防作用まであるそうです。
安いのに「きんのはり」どころか「エリクサー」クラス。キノコキトサンは厚生労働省からも認められ、特定保健用食品(トクホ)の認可を受けています。
サプリもあるようですが、エノキダケはおいしいし、そのまま食べたほうがキノコキトサン以外の栄養も摂れるので、鍋にでも入れて食べるべしでしょう。
エノキダケは天日干しなどにして乾燥させておけば結構持ちます。乾燥させたものもアマゾン定期便で買えるようです。
天気の良い時に自分で天日干しするのも良さそうですが、雨の多い台北ではちょっと難しいです。