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台湾人45人がケニアで中国人向けの振り込め詐欺を行っていた容疑で中国に送還される。台湾の主権が犯されると台湾人たちは抗議。台湾・中国でも蔓延する振り込め詐欺。

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 振り込め詐欺を行っていた中国人&台湾人の犯罪組織がケニアで摘発され、台湾人45人が中国に強制送還されました。台湾政府の許可無く台湾人の身柄が中国に拘束されたことに対し、台湾では大きな反発が起きています。
 送還される際、台湾人の犯人も下の写真のように黒い袋を被せられ、左右を警官に挟まれています。いくら犯罪者とはいえ、IS(イスラム国)のような非人道的な措置だと台湾人は怒っています。

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肯亞案陸警押台人 戴頭套只留鼻孔呼吸 | 重點新聞 | 中央社即時新聞 CNA NEWS

アフリカで行われていた中国人に対する大規模な振り込め詐欺

 この詐欺集団は、中国人に対する振り込め詐欺を行っていたということで逮捕されたのですが、逮捕された場所はなぜかアフリカのケニア。より足がつきにくいところを転々とした挙句、アフリカまで行ってしまったのでしょうか。昔なら国際電話代が高くてこんなことは起こり得なかったでしょうが、IP電話とかの発達でオレオレ詐欺もとんでもなくグローバルになってしまいました。

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日本→台湾→中国と浸透する振り込め詐欺の手法

 私が台湾に来た2009年頃から、台湾でもいわゆるオレオレ詐欺(振り込め詐欺)の被害が急増し始めました。特にお年寄りが標的になる点は日本と同じです。還付金詐欺の手法も上陸し、猖獗を極めていましたが、最近では警察や銀行の注意呼びかけも効果を奏した上、対策も充実してきました。そのため台湾で詐欺を働けなくなった台湾人が標的を中国人に換え、中国人の犯罪組織とともに中国で振り込め詐欺を行い始めていたようです。

中国当局は中国人が主な標的となったため司法管轄権を主張

 中国政府は、中国人が被害者となったのだから、中国で裁くのは当然という考えのようです。その考えには一理あるようにも思えますが、摘発されたのが中国ではなくケニアという第三国だということが問題です。香港の書店経営者が中国に連行された事件がありましたが、あれはありもしない罪をでっちあげられた冤罪事件なのに対し、台湾人の詐欺集団はそういうことでもないので同情はできませんが台湾の主権が関わる問題なので今後どうなるか経過が気になります。

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