松井優征『暗殺教室』18巻を読みました。落ちこぼれだったクラスの生徒たちが暗殺の技術と心得を通してすっかり成長して、ついに宇宙へ。
ラストへ向けて物語は加速して緊迫感が増していきますが、バレンタインイベントを通して各生徒のハートフルなエピソードも差し挟まれて、絶妙なアクセントで読ませます。
やっとクラスの各生徒のキャラクターとか個性とかがハッキリと分かり始めて、親近感を抱き始めてきたのに、もう終わってしまうというのは寂しいです。

- 作者: 松井優征
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2016/03/04
- メディア: Kindle版
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この漫画にかぎらず、最近始まったジャンプの漫画は、20巻前後で手際よくまとめるというのがデフォルトになっているのかもしれませんが、クリスマス・新年などが本当に駆け足で終わってしまうのはかなりもったいない気がします。最近の漫画読みは物語がぜんぜん進まない巻があると、アマゾンとかに酷い評価をつけるので、その対策かもしれません。
生徒との文字通り命を張った教育は「夜回り先生」と同じく、普通の教師にできるものではありませんが、凡教師の自分にとってもいろいろ考えさせられることが多いです。