プレイステーション4に薄型の新バージョンと、PS4 Proというグラフィック強化バージョンが追加されました。台湾でもこの新型発表のニュースに注目が集まっています。
日本より先行発売されたPS4
PS4はコアゲーマーの少ない日本ではなかなか発売されず、台湾のほうが発売が早く、その分普及もしている感じです。石橋を叩いて渡る日本人に対して、台湾人は新しい物にすぐ飛びつきます。PS4発売と共に台湾の秋葉原・光華商城のゲーム屋の棚はPS4のゲームが占めるようになり、すぐ世代交代が起こりました。
台湾ではライトゲーマーもPS4で遊び始める傾向があり、カップルでゲーム屋に来て彼女と楽しめるゲームを探している人もよく見かけます。
価格が下がった薄型PS4はライトゲーマーを取り込めるか
日本ではライトゲーマーでPS4を持っている人はあまりいなさそうです。日本に帰った時、テレビのスマホゲームの広告の量に驚きましたが、ああいう基本無料のゲームをしているのでしょう。PS4などのコンシューマーゲームのCMは一度もテレビで見ませんでした。
ただ、スマホゲームをする人もゲームが好きなわけで、魅力的なゲーム機が安くなれば、そちらもやってみたくなると思う人もいくらかいるでしょう。
「PS4®が新価格」:新型「PS4」×『ペルソナ5』動画
なぜ樋口一葉が?と思いましたが、5,000円安くなるからという理由のようです。新型PS4と同時に発売されるキラータイトル『ペルソナ5』の宣伝も同時にやってます。PS4に『ペルソナ5』同梱のスターターキットなどもあります。
アトラスの『ペルソナ』シリーズは絵柄はライトですが、戦術をあやまると一瞬で全滅することもあるシビアなゲームで、ライトゲーマー向けとは言えないかもですが、PS4を持っていないけれどペルソナファンという人には買う機会としてはうってつけでしょう。
![ペルソナ5 [PS4] ペルソナ5 [PS4]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/61AqRvRo9DL._SL160_.jpg)
- 出版社/メーカー: アトラス
- 発売日: 2016/09/15
- メディア: Video Game
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どうせなら4K対応のPS4 Pro
薄型廉価版と同時に発表されたPS4 Pro、こちらはGPU(グラフィック能力)が強化されており、4K出力に対応していたり、HDR(ハイダイナミックレンジ)効果もあり、VR(仮想現実)技術もよりなめらかに楽しめるとか。
4K出力でゲームが楽しめると入っても、フルハイビジョンで十分綺麗じゃないかと思い、4K出力のデモを見てみたら度肝を抜かれました。PS4向けで話題のゲーム『HORIZON』のプレイ画像ですが、ずいぶん違います。
Horizon Zero Dawn Gameplay 4K - PS4 Pro
4K再生にすると、私のPCスペックではカクついてしまうのですが、細部の綺麗さは一目瞭然。こんなに印象が違うものかと驚きました。まだまだ4Kのテレビやディスプレイは高めですが、今後どんどん値下がりすると思うので、せっかくPS4を買うならこちらのPS4 PROのほうが後悔しないと思います。
今のところPS4 PROじゃないと遊べないというゲームを発売するつもりはないようですが、既存ゲームもどんどんPROのHDRに対応させていくそうですし。
PS4 PROとPSVRで現実が無理ゲーでも生きていける
さきごろ、夫婦CGユニット"TELYUKA"(テルユカ)のプロジェクト「Saya」の2016バージョンが出て、話題となりました。去年の段階ではまだCGっぽさが少し残っていたのに、完全に「不気味の谷」を超えて、現実と言われても気づかないレベルにまで仕上げてきました。
3DCG女子高生Saya2016がヤバい出来に。完全に不気味の谷を超えた(世永玲生) - Engadget Japanese
このレベルでVR(仮想現実)ができるようになれば、もうハードモード過ぎて余裕が全く無い人生というゲームに絶望せずに生きていける人が増えると思います。ゲームに批判的な人もいますが、何の希望もなくて絶望してただ無為に過ごすより、何か楽しめるものがあったほうが良いと思います。私の高校時代の心の支えはゲームと漫画で、その後現実も面白いと思うようになりましたが、最近はまたゲームの世界に戻りつつあります。
さきほど台湾の方がPS4が普及していると言いましたが、その原因は「ゲーム脳」とかゲームに対してネガティブな考えを持つ人が少ないからだと思います。その様子は「台北ゲームショウ」にも表れていました。
PS 4 Proという名前
それにしてもPS 4 Proという名前はどうにかならなかったんでしょうか。先行するアップルの「iPad Pro」を真似たような感じを受けてしまいます。もともとのPS 4 NEOというほうがかっこよかったです、『マトリックス』ぽいし。「はてなブログPro」もずっと前からProという名前で、PS4より未来を行っていました。プロブロガーという職もありますし。
でも、ゲーム機に「Pro」という呼称はやはり合わないと思います。プロのゲーマーというと、「梅原大吾」や「ときど」のような一握りの選ばれし者達しかいませんし。