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蓮舫(民進党)の二重国籍問題。日本と台湾の国交がない特殊な関係が引き起こした問題。日本人も日本&台湾の二重「国」籍状態になれる?

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 日本の民進党、蓮舫が代表選に立候補しましたが、実は台湾と日本の国籍を持っている「二重国籍」なのではないかという疑惑が主に産経新聞によって取り沙汰されています。蓮舫は台湾国籍を抜いたと主張していますが、1997年の雑誌『CREA』収載のインタビューでははっきりと台湾籍と言っていて、どうにも矛盾しているようです。そして、今日台湾の「国籍」を抜いてきたとの報道。

 国籍は一つじゃなきゃダメですか?

二重「国」籍 日本と台湾の微妙な関係

 日本は中国(大陸の中華人民共和国政府)と国交を結んだ時、台湾の中華民国政府とは断交しました。そして、それ以来台湾を「国」として認めていません。最近、安倍晋三首相になってから台湾人の在留カードの表示が「中国」だったのを「台湾」に改めましたが、それでも正式に国と国の関係があるわけではないです。

 だから今回、二重「国」籍問題というと何か違うような気がしますが、じゃあ何て言ったら良いのかもよく分かりません。

 日本と台湾はこうして微妙な関係なため、日本も台湾も双方に大使館や領事館は置いておらず、交流協会という民間の団体を代替組織として置いています。あくまで民間という形ですが、実は中の人は外務相の人です。大使館や領事館は現地で日本人が危険な目にあったりしたときに助けてくれる頼れる機関です。

 中国で大変な目にあった時は、領事館で大変親切にしてもらいました。台湾でも違法なブラック企業に入ってしまい、身の危険を感じたので、相談に行ったら、親身になって話は聞いてくれたものの、民間組織だから何もできないと言われ泣きそうになりました。

二重国籍禁止の日本人も台湾国籍との二重国籍は可能?

 日本人であるかぎり、成人後、二重国籍という状態は基本的に無理です。日本は二重国籍を認めていませんから。ただし、今回蓮舫氏が証明してしまったように、台湾&日本ならば二重「国」籍は可能みたいですね。蓮舫のように日本に帰化したものの、台湾籍は保持している人は結構いそうです。

 台湾は親日だからまぁいいやと思う人もいるかもしれませんが、台湾人でも国民党の人は反日の人も多いですし、中国人が台湾籍を取得、そして日本国籍も取得という形でどんどん入ってくるかもしれません。他の国の人はダメなのに、台湾だけ抜け道があるというのは不公平なので、現状の制度をどうにかしたほうが良いと思います。

 私が聞いた話によると、日本人も台湾籍を取ることは可能で、事実上の二重「国」籍状態になれるとのこと。台湾に帰化する時、日本側に「台湾籍になるので、日本の国籍を抜くよ」と書類を出すらしいのですが、そうすると政府から「台湾は国ではないから、その申請は却下」となり、日本国籍は残るようです。台湾に提出するのは日本国籍を抜く申請をした書類だけでいいらしいので、台湾籍はGETできるとのこと。そして台湾は二重国籍を今は禁止してないそうですから、日本の籍が残っていても問題なしだとか。

 実際そうやって台湾籍を取得している日本人もいるそうです。台湾で商売したりするときはそっちのほうが便利ですしね。

 私も、そういう裏技的なやり方があるなら、台湾は制度的に外国人に無性に厳しい(観光客には超優しい)し、やってみようかなと少し思いましたが、一応非正規とはいえ公的な職に就いているので、倫理上あまり褒められたものではないと思い、するつもりはありません。蓮舫の問題も、もし政治家という公的な職でなければ見逃せたかもしれませんが、やはり糾弾されるのはしかたがないと思います。

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