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台湾南部大地震、14人の死者。台南で倒壊したビルの壁からは発泡スチロールやサラダ油の缶が見つかり、手抜き工事(おから工事)の疑いが濃厚となる。このビルを担当した建設会社は既に倒産。

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 台湾南部大地震で14人の死者が出てしまいました。そのうちの12人はニュースで繰り返し報道されている台南の倒壊したビル「維冠金龍大樓」で犠牲となりました。

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 完全に横倒しになってしまったこのビル、まだまだ救出を待っている人が残されていて、懸命な救出が続けられています。
 なぜこのビルだけこのように倒れてしまったのか、原因の追求が続けられ始めましたが、手抜き工事(中国語では「豆腐渣工程」=おから工事)の疑いが濃厚になってきています。

発泡スチロール=中国語で保麗龍(バオリーロン)

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サラダ油の缶=中国語で沙拉油桶(シャーラーヨウトン)

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 台湾の専門家からは隙間を埋めるためにこういうものを入れるという技術的な方法もあると言っています。

維冠柱子.地板層 填塞保麗龍.沙拉油桶-民視新聞

 しかし、このビルを担当した建築会社のことを調べると、やはり手抜き工事の可能性が高いようです。

建築会社はこのビルを半分建てた時点で倒産

 なんと、このビルを担当した建築会社はビルを建てている途中で倒産し、いまはもう登記からも削除されています。倒産するほど資金繰りがうまくいってないということは工事の工程や材料もかなり削減している可能性が高いです。
 この建築会社がもう存在しないため、被害を受けたビル居住者は賠償を請求することもできないそうです。というか、建築会社が倒産した後、どうやってこのビルが建てられたのか謎は深まります。

建築士に問題があった?

 工事がまずかったということともに、建築士の設計に問題があったのではないかという疑いもあります。日本でも姉歯建築士の耐耐震偽装事件がありましたが、台湾でも建築士が耐震性を犠牲にしてデザインを優先したのではないかと囁かれています。確かにこのビルの元の姿を見るとかなりひょろ長いビルで、バランスが悪いです。

今日(2月7日)は旧暦の大晦日。寒波襲来で辛い年末

 今日は台湾の旧暦の大晦日で、帰省する人も多かったのですが台湾新幹線を初め、各交通機関が運航停止となり混乱を極めました。更にまた強烈な寒波が北から南下中で台北は5度まで気温が下がりそうです。被災地である台南や高雄でも10度以下となり、厳しい寒さに見舞われます。被災して家を失った人たちが、無事に旧暦の正月(春節)を迎えられるといいのですが。

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