チャイナエアライン(中華航空)の社員が大規模なストライキを決行しました。そのため桃園国際空港及び台北松山空港から出発する全76便が欠航となり、旅行客にも大きな影響を与えています。
ストライキ(罷工)と書かれたハチマキ
日本行きの便も欠航
もちろんストライキによって、日本行きの便も欠航となります。日本に帰れなくなった乗客からは問い合わせが相次いでいるようですが、コールセンターの人も「分からない」としか言いようがないそうです。まだストライキが始まったばかりで、今後どうなるか分かりませんが、欠航が続くと多くの人に影響が出るので、早いところ和解して欲しいです。
ストライキの原因
今回の大規模なストライキの原因は勤務時間や休暇の制度に対する不満で、主に客室乗務員(CA)が中心となっています。ストライキは台北支社の前で行われていて、すでに多くの社員が集まっているようです。前述のように客室乗務員が中心で、中華航空のCAは美人が多いことで有名なので、現場はなかなか壮観だそうです。
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厳しい台湾の航空業界
日本の客室乗務員のかなり厳しい労働状況のようですが、台湾も年々厳しくなっており、月収は2万元(約6万円)程度下がり、一度のフライトで担当する客数は2倍となり、休暇も大幅に減っています。地上勤務も激務で、私の友達はやめてしまいました。
こんな厳しい状況でもやはり客室乗務員に憧れる女性は多く、私の学生でも客室乗務員志望の人が数多くいます。労働条件が多少悪くなっても、あこがれの職業だからと我慢する人たちがいたから年々ブラック化してしまったのでしょう。
ストライキの予兆はかなり前からあったのですが、さすがに会社が折れてスト決行はないだろうなと思っていたため、今回のストライキには驚きました。台湾はLCC(格安航空会社)が次々と参入し、過当競争となり始めているため、チャイナエアライン(中華航空)も本当に余裕が無いのかもしれません。
【追記1】夜の便の欠航も決定
交渉は難航し、夜のフライトも欠航となりました。
www.koutetsuteki.com
週末には飛ぶと良いのですが。
【追記2】ストライキ終了
www.koutetsuteki.com
ストが終了したものの、まだ欠航は続きそうです。