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台湾・馬英九と中国・習近平。分断以来66年ぶりの歴史的会談。馬英九は台湾の国鳥「臺灣藍鵲(ヤマムスメ)」の陶像を贈る。中国人は馬英九が朝貢したと考えるのでは。

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 先ほど中国共産党の指導者である習近平と、台湾国民党元党首・台湾総統である馬英九が歴史的な会談をしました。国共内戦で台湾と中国が分断してから実に66年ぶりの会談です。

握手する馬英九と習近平

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 台湾では馬英九と習近平の会見に反対する人も多く、総統府に発煙筒を投げ込んだり、会見の場所であるシンガポールへ向かう飛行機を阻止しようと、航空会社のビルに侵入して逮捕されたりしていました。

馬英九は手土産として台湾の国鳥の像を進呈

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 馬英九は習近平への手土産として台湾の国鳥「臺灣藍鵲(ヤマムスメ)」の陶像を持って行ったそうです。

台湾の国鳥「山娘(ヤマムスメ)」

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 台湾に長年暮らしていながら、台湾の国鳥のことを初めて知りました。「臺灣藍鵲(ヤマムスメ)」はカササギの仲間で台湾固有種だそうです。南国の鳥らしく、鮮やかな色彩の美しい鳥です。この美しさから、台湾では古来「山娘」と呼ばれて親しまれていたそうです。日本統治時代に日本人はその「山娘」の漢字をそのままとって、和名となったとのこと。

台湾と中国の今後

 この会見は馬英九が数年前から画策していたもので、最近外交で失敗続きの習近平が支持回復のために応じたものと分析されています。馬英九の意図がどこにあるにせよ、中国人は「馬英九が手土産を持って朝貢しに来て、進んで中国の冊封体制に入った」と感じるのではないかと思います。台湾人の多くはこの電撃会見に驚き、憤りを感じているようで、来年1月の総統選挙で国民党の支持率は更に下がると思います。しかし、会談して握手してしまったという既成事実は台湾独立色の強い民進党候補で次期総統がほぼ確実な蔡英文にとって大きな楔となりました。

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