台湾では4月から電気代が9.56パーセントも下がるそうです。原油価格の下落が原因で、この電気代値下がりは史上最大の下げ幅とか。
しかしこれまで電気代と石油代の値上がりを理由に値上がりを続けてきた物価はぜんぜん下がる兆しはなく、特にレストランの社長などは値下げは絶対にしないと言っています。
2月の消費者物価指数(CPI)は2.4%上昇。食料品はもっと値上がり
ジリジリと物価が高くなる台湾ですが、2月の消費者物価指数は2.4パーセント上昇しました。実感としてはもうちょっと上がったような気がしますが、、、
食品関係の物価はなんと8.4パーセントも上昇しています。寒波による冷害なども関係していると思いますが、いきなり日本の消費税以上の負担増というのはきついです。
最低賃金や給与水準も少しだけ上昇
これだけ物価が上がっても消費が極度に冷え込んだり、デフレ圧力が高くならないのは、台湾の最低賃金や庶民の給料が少しずつ上がっているからかもしれません。最低賃金はもともとがかなり低く、上がっても一時間120元(約415元)なので、微々たるものだし、焼け石に水ですが。
それよりも、台湾の人は食べることにこだわりがあり妥協しないので、多少高くなっても気にしないのだと思います。
4月電價大降9.56% 物價回不去了-民視新聞
今は暖房を付けないとキツイほど寒いですが、台北は5月にはクーラーを使わないと厳しくなり、それが11月か12月まで続いて電気代がかさみます。電気代がこのまま安く推移してくれればいいのですが、中東とかロシアの情勢によってはまた高くなる可能性もあるので心配です。