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物価が上がり続ける台湾。蔡英文総統の労働改革により人手不足

投稿日:2017-03-09 更新日:

 台湾では民進党の蔡英文総統が休日に関する法律を改正し、週休二日を原則とする(1例1休)という制度を設けました。

 そのため今まで週休1日で回していた飲食店などのサービス業やバス等の交通関係を中心に大幅な人手不足となり、人件費が高騰しました。

蔡英文総統の労働改革で人件費アップ、インフレへ

 現在、その人件費の高騰があらゆる価格に上乗せされ、物価が急上昇しています。今まで台湾のサービス業などは休日が全然なく、10連勤以上というのも普通でした。私は高雄の日本語学校で働いていた時は、なんと休みが週に1日もありませんでした。固定給なので授業を入れるだけ入れられ、働かせられるだけ働かされ、体も心もボロボロになりました。

そういった非人道的な状況が改善されるので、蔡英文総統の改革は歓迎すべきものではありますが、急激な改革ゆえ各所で混乱を招いています。

台湾でもサービス残業横行

 物価が上がるので、消費者は苦しいけど働いている人にとっては良いこととなるはずでしたが、逆に残業がおおっぴらにできなくなって、残業代も付けてもらえないところも多く、トータルでは給料も上がってないようです。

サービス残業という名の非道な行為は日本だけのものだと思っていましたが、台湾でも常体化しています。蔡英文総統にはこちらのほうも対策していただきたいものです。

上がり続ける物価

 人件費が上がったため、企業はさまざまな分野に渡って値上げを敢行しています。特に食料品の価格上乗せがエグいことになっています。

果物価格、2割も高騰

 果物は天候不順などの要因も重なり、ここ一ヶ月で2割以上も価格がアップしてしまいました。台湾名物バナナも気軽に食べられなくなって悲しいです。そういえば、去年立て続けに台風が台湾を襲って、バナナの木が倒れて以来、ずっと食べていないです。

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台湾の物価は上がり、給料は下がるスタグフレーション続く

外食も軒並み価格アップ

 レストランは人手不足の影響をモロに受けて、大規模なところから小規模なところまで、少しずつ値上げが進んでいます

台湾の業者は原材料の価格アップや電気代ガス代の高騰を理由にすぐに値上げに踏み切りますが、エネルギーコストが安くなっても価格はもとに戻りませんでした。

もし現在の人手不足が解消されても外食価格がもとに戻ることはないでしょう。

水果與外食漲幅最大 創11個月來新高-民視新聞

中・長距離バスの運賃も上昇

 台湾では先月、バスが横転し33人もの死者が出てしまうという大事故がありました。この事件の原因は過酷な労働環境にあったのではないかと言われています。

台湾高速バス横転事故、死者33人に。事故原因はブラックな労働環境による「過労」か。相次ぐ観光バス事故。

今までのひどい待遇のことを考えると、ある程度の値上げは仕方ないですが、いろんなものの価格が少しずつ上がり、家計への影響がバカになりません。標準的な家庭なら月に2,000円くらい余計に出費が増えるとのこと。

 私は食費を極限まで切り詰めてしのいでいますが、子供がいる家庭とかだったらそういうこともできないので大変そうです。

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