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台湾北部・基隆で、母親が8人の子供を飢えさせないよう米を盗み捕まる。警察官は話を聞いたあと自腹で生活物資を援助。

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台湾北部の基隆で、8人の子供をかかえた母親が子どもたちの飢えをしのぐためにコメを盗んだニュースが話題となっています。

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一家十人の一ヶ月の収入は約10万円(3万元)

 高校生から2歳まで8人の子供をかかえる一家は、父親の10万円程度の収入で生活していたそうです。家賃は約23,000円で、可処分所得はとても低くて、いつもぎりぎりの生活だったそうです。

父親は警察官にお金を借りたことも

 父親は給料日前にどうしてもお金が足らなくなった時、警察に相談しに行き、1万円くらいを借りたこともあるそうです。また、今回母親の事件が発覚したあと、警察官は自腹で生活に必要な物資を買ってあげたとのこと。

貧母為8子女偷白米 警自掏腰包送物資-民視新聞

 よく台湾の警察官が日本から旅行に来た観光客を助けてニュースになっていたりしますが、台湾の末端の警察官は規律も正しく、親切なことが多いです。私も10年前、旅行中にこまったとき助けてもらって、感謝しています。上層部は暴力団との癒着とか黒い噂もあって、台湾人は批判していますが、台湾の治安の良さは上述の末端の警察官たちが守ってくれています。

日本より進む格差

 台北に住んでいると、フェラーリやポルシェ、マセラティ、BMW、アウディ、ベンツなどあらゆる高級車が走っています。フェラーリなんて日本ではほとんど見たこともないですが、台湾では1ヶ月に1回位見ます。公道を走っているランボルギーニを見たのは台湾が初めてかも知れません。

 台北にはこういう富裕層がたくさんいると思えば、地方にいるとこのニュースのようなコメも買えない人たちもいます。台湾のコメの値段は、日本の3分の1くらいととても安いのですが、それでも買えないとは。
 富裕層がタックスヘイブンを通じて収めるべき税金を払っていないので、社会保障も行き届いていません。
 
www.koutetsuteki.com

 タックスヘイブンを通じて節税と称して税逃れをするのは合法で捕まらないのに、子供を飢えさせないために米を盗んだために捕まってしまうというのはなんだか得心ができません。もちろん窃盗は犯罪ですが、イタリアで飢えで死にそうになっていた男が生きるために仕方なくスーパーの物を取ってしまったけれど、無罪判決だったように、この母親も寛大な処置がなされると良いのですが。

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