台中で野球の国際大会「プレミア12」が行われています。私の友達も見に行っているひとが多いです。
ナショナリズムも高揚する国際大会ですが、台湾人の過半数が最も倒したい相手が韓国だとのこと。
なぜ韓国に対抗意識を持つのか。
韓国に勝ちたい理由としては「小細工ばかりして目障り」「実力のある相手に勝てば面子が立つ」「嫌いだから」などが上位を占めたそうです。
台湾ではテコンドーが盛んなのですが、オリンピックや国際大会で疑惑の判定により台湾代表が負けたり失格したりすることがよくあり、それに対する反発が根強くあることが原因でしょう。
あと、産業的に競合する製品が多いのも嫌韓的傾向となる原因となってます。
韓国語学習熱
しかし、韓国語習得熱と韓流はまだまだ盛んです。日本語学習熱が冷めたわけではありませんが、台湾人の中にはすでに一定程度の日本語を身につけ、日本語検定でも上級を修めてしまった人が多いです。そういう人たちが第三、第四外国語として韓国語を選んでいるようです。韓国語は日本語と文法構造が似ているので学びやすいというのも人気の理由となっています。
まだまだ人気な韓流
日本ではすっかり韓流が影を潜めてしまったようですが、台湾ではまだまだ流行しています。若い人のなかでは日本のジャニーズと韓流スターの人気は拮抗しているか、韓国勢のほうが優勢な気がします。女性アイドルグループにおいては、日本勢の影はかなり薄いです。台湾人は安室奈美恵のようなダンスの完成度とスタイルの良さ、セクシーさを重視するようで、AKB48のような素人的なものは受け付けないようです。
中国もその傾向はありますが、上海48(SHN48)があるため、その延長としてAKB48にも関心が高くなっています。ずっと以前から台北48(TPE48)が企画されており、2012年にオーディションが行われる予定でしたが、その後なんの音沙汰もありません。TPE48ができれば、台湾でも日本の女性アイドル人気が復活するでしょうし、日台の交流もさらに活発化すると思のですが。