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台湾の高校生がナチスのコスプレ。ダンボール製のティーガー戦車と共にパレードしながらハイル・ヒトラーの敬礼。イスラエル、ドイツ激怒で国際問題に

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 台湾北西部にある新竹市の光復高校の開校記念日のイベントで、学生がナチス・ドイツの軍服の衣装とダンボールで作ったティーガー戦車でパレードして世界中で問題となっています。

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高中生校慶穿納粹服挨轟 校方回應了! - 生活 - 自由時報電子報

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 今年のハロウィンで欅坂46がナチス風の衣装を着ていたとして、問題となったことは記憶に新しいですが、台湾の高校の場合、鉤十字(ハーケンクロイツ)も堂々と表示しているし、ナチスの国旗まで掲げてしまっています。さらにはハイル・ヒトラーの敬礼まで模しています。

www.j-cast.com

イスラエル交流協会から抗議も

 イスラエルと台湾は正式な国交がないため、大使館はありませんが、大使館の代替機関であるイスラエル交流協会は英文で遺憾を表明しました。また、ドイツの対台湾窓口機関、であるドイツ在台協会も「ナチスのマークは人権の軽視や迫害を意味するもの」と遺憾の意を示しました。

 さらに先程、台湾にあるドイツ交流協会もこれらの高校生の行為は「被害を受けたユダヤ人およびドイツ人に対する侮辱である」と強烈な抗議の声明を出しました。

news.ltn.com.tw

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 また、台湾の総統府からも批判の声が上がり、学校の責任を追及する動きもあります。

歴史上の人物をモチーフにしたパレードで高校生には悪気はなかった

 なぜ台湾の高校生がナチス・ドイツの軍服でパレードしていたかというと、このイベントは歴史上の有名人物をテーマとしたもので、ヒトラーとともにナチスを再現したもののようです。

 だから特にナチス思想に共鳴していたとか、親近感を持っていたというわけではありません。だから、学生を叩くというのはかわいそうな気がします。

指導した教師は歴史の教師だった

 学生に責任を求めるのは酷ですが、教師はきちんと確認しなかったのでしょうか。報道によるとこのナチスのコスプレをしたクラスの教師は歴史の教師だったとか。歴史の教師じゃなくても、歴史の教師ならなおさら、いまの時代ナチスのコスプレをしてパレードとか絶対問題になるし、炎上するから危険過ぎると気づくと思うのですが。

 もしかしたら、学校内での身内向けのイベントだから大丈夫と思ったかもしれません。しかし、今はすぐにSNSで拡散されて、文脈と切り離されて画像だけが独り歩きしてしまいます。今回の騒動もまずfacebookで写真が発見され、それが台湾の2ちゃんねるとも言われるPTTに投稿されたことにより炎上しました。

近現代に疎い台湾人学生

 これは日本の学生にも言えることですが、台湾でも近現代の歴史に疎い学生が多いようです。特に国民党時代は228事件や日本統治時代のことなど、政権に都合が悪いことが多いので、積極的に教えない節もあったようです。

 近現代史に疎いと、こういう大きな国際問題になってしまう出来事を無意識に悪気がなく引き起こしてしまうので、日本も台湾ももっと近現代を重視した教育をしないと同様なことがまた起こってしまいます。

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