台湾の梅雨は5月中旬から6月中旬です。例年ならそろそろ梅雨が明けてもいい頃ですが、今年はまた梅雨前線が南下し、豪雨が降り続けています。
例年ならもう梅雨明けの台湾
毎年、日本の関東地方あたりまで梅雨になったら、台湾はもうカンカン照りになるのですが、今年はそうなりませんでした。
昨日までは梅雨の中休みで35度くらいの気温となり、湿度と相まって体感気温は42度くらいという地獄の釜状態で、常にサウナにいるような感じでした。それが今日、豪雨とともに気温は急降下。25度位となりました。
日本人の自分としては、これくらいがちょうどよいか、少し蒸し暑いと思うのですが、台湾の学生たちは「寒い寒い」と言って、ウインドブレーカーを着込んでいる子もいて、改めてカルチャーショックです。
台湾行ったらこれ食べよう! 甘味編: 地元っ子、旅のリピーターに聞きました。
暑さに強い台湾人
台湾に8年暮らして、顔立ちや雰囲気などは台湾人化しても、体の構造までは台湾人化できないようです。年を経るに連れ、体力が衰えるためか、暑さに耐えられなくなりつつあります。台北は冬もかなり寒くて、風邪を引き通しですし。
先日の豪雨による水害の爪痕
ともあれ、今は台湾の厳しい梅雨を耐え忍ぶことが先決ですが、今のこの豪雨、あと10日くらい続くようです。先日の梅雨の大雨では、大災害となり、農業を中心に大変な被害となりましたが、また追い打ちをかけるような被害がなければと願うばかりです。
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去年の台湾はカラ梅雨で、水不足となりました。梅雨に雨がふらなかった分なのか、超大型の台風が各地を襲い、大変なことになりました。
今年の台風
今年は雨が降り続けたおかげで水不足どころか、各地のダムで緊急放水をしているレベルです。台風もまだ発生していません。毎年この季節にはもう台風がガンガンでき始めるのに、今年はまだ音沙汰もないのはちょっと不気味です。エネルギーを貯めた分、大きなのが来てしまうのではないかと懸念しています。
台湾に来た2009年にいきなり歴史的な台風が来て、数十人が土砂に埋もれて亡くなった災害以来、毎年台湾各地で数十年に一度という大規模な災害となっています。去年は亜熱帯の台北で雪が降りましたし。地球温暖化というか異常気象の影響が、日本より台湾のほうが激しいのかもしれません。