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台湾

蔡英文総統の支持率41%、不支持率42%とついに逆転する。李登輝は蔡英文を「実行力がない」と批判。

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 台湾の蔡英文総統の支持率が下がり続け、ついに不支持率のほうが上回ってしまいました。

支持率41パーセントの蔡英文総統

 7月までは支持率50パーセント位以上で過半数を越えていたものの、その後は下がり続け、今では41パーセントになってしまいました。逆に不支持率は上昇し続け、ついに42パーセントとなり、支持率を上回りました。

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 韓国の朴槿恵の支持率4パーセントに比べると10倍以上のスコアですが、さすがに比べる対象が悪すぎます。日本の安倍首相はトランプショックの円安・株高効果もあってか、また支持率60パーセントにもどったそうですね。日本の場合は、野党・民進党の蓮舫代表が国会で変なことばかり言っているので、その効果もあるのかもしれません。

 台湾は韓国と同じで、直接選挙で最高指導者を選ぶため、支持率が下がったからと言って世論によって職務から引きずり降ろされることはありませんが、民意が伴わないと政策を実行しづらくなってしまいます。馬英九前総統は支持率9パーセントで、名前とあわせて揶揄され叩かれまくっていましたが、蔡英文もどうにか立て直さないと同じ穴にハマってしまうかもしれません。

李登輝は蔡英文を実行力がないと批判

 蔡英文は選挙前の公約では若い労働者に優しい政治をするとか言っていましたが、就任して半年経っても資本家に遠慮してか改革が実行されませんし、若者の苦境は変わりません。中国の市場から締め出されるのは織り込み済みでしたが、予定していたように東南アジアへのシフトはうまくいっていません。

 原住民への謝罪は立派だと思いましたが、事前準備がしっかりしておらず、かえって当の原住民からは反発も多いようです。

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 こういう蔡英文の姿勢を李登輝前総統は「実行力がない」と批判していました。李登輝は激励のために言ったと言っていますが、かなり苛立っているように感じました。

日本の東北地方からの輸入で国民党と揉める

 最近ガクッとまた支持率が落ちる原因となったのは日本の福島などからの輸入を解禁するという決定をしようとして、大きな反発をくらったことです。福島などから輸入する場合、もちろん放射能汚染が無いか検査するし、輸入したとしても心配ならその食品や製品を買わなければ良いのですが、台湾人からすれば「東日本大震災では世界一寄付したのに、核で汚染されたものを押し付けるとは何事か!」と思うようです。

 台湾人は蔡英文が「台湾の原子力発電所全廃」を決めたように、かなり原子力に嫌悪感を持っています。福島で事故があったときは、台湾まで放射線が飛んで来るのではないかと騒いでいる人も多くいました。(東北に旅行に行く台湾人はたくさんいますが。)

 この蔡英文の東北からの輸入解禁に対して、国民党はここぞとばかりに反対して、会議や国会などではお馴染みの乱闘騒ぎが巻き起こっています。国民党は基本的に反日なので、反日×反民進党で国民党もものすごい盛り上がっていました。

死亡交叉!蔡總統滿意41.4% 不滿意42.6%-民視新聞

トランスアジア航空(復興航空)の解散も今後影響するかも

 トランスアジア航空(復興航空)が先日、乗客を外国に置き去りにしたまま突然解散しました。従業員もいきなり放り出されてしまいました。そんな中、資本家たちはインサイダー取引でまんまと株を売り抜けたという疑いもあります。

www.koutetsuteki.com

 迷惑を被った関係者10万人と、放り出された従業員は政府になんとかしてほしいと訴えています。トランスアジア航空が身勝手に会社を潰してしまったのがすべて悪いのですが、蔡英文も対応を誤るとさらに下がってしまいそうで心配です。

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