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国民の祝日を7日カットする法案に反対する労働者団体が国会前で抗議。警官隊と衝突し、発煙弾が撃たれ現場は騒然。当選前は反対だった蔡英文総統の翻意に台湾人激昂の中、法案は通過。

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 台湾で国民の祝日を7日カットする法案が国会で審議されていて、多くの労働者が国会前で抗議の声をあげていました。

労働者の団体が警官隊と衝突

 7日も祝日を削るという暴挙に対して、台湾の労働者は国会(立法院)前で抗議しつづけ、デモを排除しようとした警官隊と衝突しました。ひまわり学生運動(太陽花学運)の時のように警官隊は暴力をふるったりはしていないようですが、もみ合いで転倒したデモ側の人が負傷したりしています。

労働者団体は発煙弾を使用

 混乱が続く中、法案通過を阻止しようとする労働者側は発煙弾を使用し、現場は騒然としています。発煙弾(中国語は煙霧彈)は何かと思って調べてみると、英語でスモークグレネードと出てきて、かなり危険な感じがしたのですが、煙幕のようにモクモクと煙が発生するだけで殺傷能力はなさそうです。しかし、あまり穏やかではないです。

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蔡英文総統、選挙前はこの法案に反対だった

 この祝日7日カット法案は適用範囲など、いろいろ複雑な上、しがない非常勤講師で非正規労働者の私には関係ないし、よくわからないです。

 ただニュースによると蔡英文総統は総統選挙前にはこの法案には反対していたそうです。しかし、当選後、急に法案を通すことにしたとのこと。なるほど台湾人も激怒しますよね。

拒砍7天假! 勞團立院外抗議怒丟煙霧彈-民視新聞

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 結局この法案は議会を通過してしまったようです。民進党の蔡英文が総統となり、議会も民進党勢力が勝ち、ねじれ現象がなくなった今、国民がどれだけ反対しようと法案は通るようになりました。

 蔡英文総統は応援していますが、こうして十分な議論もなく、選挙前の言葉を翻すようなことを繰り返してしまうと更に支持率が下がってしまうと思います。

www.koutetsuteki.com

 野党となった国民党はこの法案についても如何なものかと、蔡英文総統を攻撃しています。でも、この法案をもともと考えたのは国民党なのでは?

 とにかく与党のすることには脊髄反射的に何でも反対しまくるという二大政党制の悪い部分が最近台湾でも出てしまっているように思います。今までもそういう傾向はありましたが、最近は国民党が存亡の危機を迎えていて、国民党がこの先生きのこるため、対立がより激しくなっています。

中国のような開発独裁が良いとは断じて言いませんけれど、とにかく台湾は政治家も労働者と資本家も、教師も学生も争いで消耗しすぎてヘトヘトです。

 私もひまわり学生運動(太陽花学運)の後、1年してくらいから、学生の当たりがずいぶん厳しくなってきて辛いです。

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