台風1号の台湾上陸がほぼ確実になりました。昨日の時点では台湾の進路予想では上陸しなさそうで、日本の進路予想では上陸するというものでしたが、日本の予報が当たってしまいました。
台湾中心部を直撃後、洪水で悩む中国南部を蹂躙するコース
台風1号、台湾上陸の恐れ高まる 今夜にも陸上で警戒呼びかけ=気象局 | 観光 | 中央社フォーカス台湾
台湾の進路予想では、台湾中南部を直撃し、その後中国南部へ進むコースです。台湾中南部は台湾の穀倉地帯で、ここを直撃するとなると農業に対する被害は相当なものになりそうです。また物価がグッと上がりそうです。
現在、中国では最大の河川である長江が大洪水となっています。台風は台湾を蹂躙した後、氾濫した長江流域へ向かうため、さらなる被害が発生しそうです。その後朝鮮半島を通り、日本へ向かうようです。渇水で悩む日本への恵みの雨となれば良いのですが。
1号としては「最強」。風速54メートル以上の「猛烈な」台風
猛烈な台風に 1号としては最強(日直予報士) - 日本気象協会 tenki.jp
台風1号は通常、そんなに強くならないのですが、今回は発生時期がかなり遅かったため、強力なものになりました。
台風1号としては統計の始まった昭和26年(1951年)以来「最強」の台風だそうです。
日本では台風の「強さ」を最大風速で区別していて
最大風速が
33m/s以上~44m/s未満は「強い」台風
44m/s以上~54m/s未満は「非常に強い」台風
54m/s以上は「猛烈な」台風
となります。台湾に迫る台風1号は風速54メートル以上の「猛烈な」台風です。最大瞬間風速が80メートルと、信じられない値になっています。台風が襲来している間は、吹き飛ばされた看板や倒れた木などが飛び交っていると思うので、必要が無い限り外へ出ないほうが無難です。