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イタリア人教授が台湾の「学生が教師に点数を付ける」という制度に苦言。ほとんど出席しない学生や成績の悪い学生が「報復」の手段として活用している実態。学生は「民主」であると主張。

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 台湾の大学で教授として学生を教えているイタリア人が、台湾の大学の「学生が教師に点数を付ける」という制度に苦言を呈しました。
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学生は匿名で点数をつけ、コメントを付ける

 台湾の大学では中間、期末と学生が教師を評価するアンケートが取られます。学生は嫌いな教師や、点数が厳しい教師に対して報復のため低い点数や酷いコメントを書きます。
 私も逆恨みされて、ひどいコメントを付けられることが時々あります。的はずれなコメントを受けることはよくあります。反論しようにも相手は匿名のため、どうしようもありません。
 感謝のコメントや、適切なアドバイスなどもあるにはあるし、そちらのほうが多いのですが、言いがかりともとれる悪口を匿名で浴びせられるダメージの後遺症のほうがきついので、コメントも点数もハナから見ないことにしました。

出席率が悪く、宿題をしない、少テストを受けない学生も教師に点数をつける

 この「教師に対する採点」というのは、履修している学生は誰でも書けることになっています。上記のイタリア人教授は、休んでばかりいる学生に的はずれな意見を言われたくないので、出席率が悪い学生や授業態度が悪い学生には履修させないようにしたそうです。私も大学で教え始めたころはゆるくやっていましたが、イタリア人教授と同じ悩みを抱えていたので、今では出席や授業態度に対してかなり厳しくしています。
 厳しくしないと、学生はすぐにスマホなどで遊び始めるし、うるさくなるし、ほとんど学級崩壊のようになります。日本の大学もそうなのかもしれませんが、学生は「学費を払っているんだから、自分はお客様だ」と思っているようです。

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なんでも「民主」を訴える勘違い学生

 台湾は「ひまわり学生運動(太陽花学運)」に見られるように、学生運動が盛んで、学生は権威に対して反抗的な態度を取る人が多いです。それ自体は悪いことではないと思いますが、「悪い成績をつけられたから、報復のために教師に悪い点数をつける」とか、「民主」を掲げればどんな罵詈雑言でも言っていいかと言われるとそれは違うと思います。そもそも非常勤講師の私にはなんの権力もないし、単なるプレカリアートなのですが。

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