台湾南部の台南でデング熱が流行しているということを一週間前に書きましたが、現在デング熱感染者は3,446人になり、終息する兆しがありません。
一週間で2倍以上の増加
先週感染者は1,658人でしたが、現在は3,446人と倍以上になってしまいました。しかも感染多発地域も台南から更に南部の高雄まで及び、拡大が止まりません。
台湾・台南で広がるデング熱、感染者数3000人以上に | 社会 | 中央社フォーカス台湾
デング熱はデング熱ウイルスに感染した人の血を吸った蚊が、さらに他の人を刺すことによって感染し広まっていきます。これ以上感染が拡大すると台湾中に広まる可能性もあります。
ここのところずっと雨続きで蚊が発生しやすい台湾
蚊は水たまりがあればすぐ繁殖してしまいますが、ここ数日、台湾はずっと雨で水たまりが多くなっています。気温が35度くらいあると、蚊も活動しないのですが、最近は台北でも28度ちかくの天気となり、蚊が活発に活動しています。
台湾へ行く場合、蚊対策を
デング熱にならないためにはとにかく蚊に刺されないことが肝要です。台湾へ旅行などで行く場合、殺虫剤を携帯することをおすすめします。蚊を避けるハーブを体に塗ったり吹き付けたりという対策法もありますが、台湾の蚊は大型でアグレッシブで、ハーブごときにはたじろがないので、あまり効果がありません。
台湾にも液体タイプの殺虫剤はありますが、だいたい電源コードにつなぐものです。日本の電池で動くタイプのほうが置くところも自由だし、便利です。
あと、最近日本で流行っている、シュッと一吹きするだけでOKというタイプもまだ台湾にはありません。携帯性を考えるとこちらも良いと思います。
日本でも去年デング熱が発生し、大騒ぎになりましたが、台湾のデング熱流行は規模が全然違います。デング熱自体はそれほど死亡率は高くないようですが、デング出血熱になると厄介なことになります。
はやくこの流行が終息すると良いのですが。