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2016年1月16日は台湾の総統選挙。大学は期末テストで教師によってはテストの日を調整するが、世新大学は許可せず、学生たちから猛抗議を受ける。

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 来年2016年1月16日(土)は台湾の総統選挙があります。台湾の大学はその週は期末テストとなっていて、教師によっては期末テストの時期をずらしたりするそうです。

 そんななか、台北にある世新大学は「期末テストの時期をずらすことは許さず、その週はかならず学校に来ること」という掲示を出して、学生から「この大学は国民党の大学なのか、学校が政治に介入するな。学生の参政権を守れ」と反発を受けています。

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野党・民進党の候補者は若者が多い

 そもそも総統選挙を期末テストの週に設定したことについて、台湾では「与党・国民党が学生の票を減らすために故意にテストの週にしたのでは」と噂されています。

 台湾の若者は中国に対する危機感が強く、中国と距離を置く野党・民進党の候補が多いからです。

不在者投票制度が無いのが一番の原因では

 台湾は選挙の際、必ず戸籍に戻り投票しなければなりません。日本のような不在者投票ができないため、学生はテストが終わったらその日に故郷へ帰らなければならないという人もいて、なかなか大変です。

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在外投票もできない

 台湾は在外投票の制度もなく、外国にいる台湾人は選挙のために大挙して帰国して投票します。

 日本統治時代終了時に、日本人の土地や資産を接収して自らのものにしたことで世界一金持ちな党と言われる国民党は、選挙のたびに党が金を出して、チャーター便を出し、国民党員を帰国させるそうです。資金力で劣る民進党はチャーター便とかを出せないため、党員は自腹で帰国します。

 民主主義がかなり進んでいる台湾で、なぜ不在者投票も在外投票も頑なに導入しないのかは、やはり国民党の意向があるのではといわれています。

 日本はどちらの制度もきちんとしているのに、投票率は下がるばかり。まだ政治を信用している台湾人が羨ましくもあります。

期末考週撞大選 世新要求勿提前-民視新聞

 私も大学で教えているので投票日前の期末テストはどうするのか悩むところです。うちの学校は投票日当日16日にテストをしないようにという通達をしてきましたが、それ以外のことは何も言わないです。学生に負担のないようにしてあげたいのですが、私は一介の非常勤講師なので、勝手にテストの日を動かしたりしたら学校から怒られたりしそうです。

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