台湾の高雄で「プリン三姉弟(布丁三姊弟)」という話題が盛り上がっています。
「プリン三姉弟(布丁三姊弟)」事件
もともとは母が癌で亡くなり、父親が失踪、祖母に育てられている三姉弟が手作りのプリンを売ってギリギリの生活をしているということでした。
日本の震災の時に世界一の寄付をしてくれたことからも分かるように、台湾人は困った人がいたらとにかく助けようとします。そのため、人々の同情を集めてたくさんの売上がありましたが、客とのトラブルが発端で実はそれは虚構なのではないかと疑われていて、台湾総統選と立法院選挙を来週にひかえているというのに、大ニュースとなっています。
「プリン三姉弟(布丁三姊弟)」ロゴ
実は豪奢な生活を送っていたことが次々と曝露される
貧窮生活を送っていたとされるこの一家ですが、ブランド物の服を着たり、iPhoneを持ってたり、高額なスクーターを買っていたり、5つ星ホテルで食事していたりということが周りの人から次々と暴露されました。更に父親も会社を経営していて、姉に時々会っているし、高級な香水を贈っていることがわかりました。
その結果、この一家を助けようとプリンを注文していた人たちが次々と注文を取り消して、公式facebookは大炎上。
祖母は練炭で自死未遂
大炎上にショックを受けた祖母は自宅で練炭自殺未遂をし、病院に搬送されました。しかし台湾の人たちからは狂言ではないかと疑われ、より多くの攻撃を受けることになりました。
20160109中天新聞 布丁三姊弟遭肉搜 網友控「濫用愛心」
こういう問題は日本でも起こっていると思いますが、北朝鮮の核問題やサウジアラビアとイランとの断交など世界史的な大事件が起こっている今、全国ニュースで連日報じられるというのは台湾らしいなと思いました。