台湾・高雄の15歳の少年が、学校をサボり一年で1,000万元(約3,300万円)をネット通販で稼ぎだしましたが、納税してなかったため75万元(約250万円)の追徴課税をされました。
台湾のネットでこの少年は「経営の神」と呼ばれ、賞賛されています。
facebookで芸能人を使い宣伝
この少年の手法は台湾の若者のほぼすべてが登録しているfacebookページを主力とするもので、有名芸能人をCMに用いて宣伝し、高い売上を誇っていました。15歳という若さで、ここまでするとはなかなか驚きです。
15歲少年網拍年收上千萬 逃稅被開罰-民視新聞
天性の商売人が多い台湾
この少年のように、台湾には学校に通っていなくても天性の商売センスを持っており、若いころから商売に勤しむ人が多いです。ネットではこの少年の将来のために、国税局は税金を徴収するのはやめるべきだという声が多数です。
しかし、売上の多さに対して納税の額が少ないような気がします。台湾も累進課税ですが、その比率が日本より緩いのでしょうか。
そういえば、台湾は5月が確定申告の月です。基本的に台湾ではすべての人が確定申告しなければいけません。外国人である自分も行く必要があります。そんなに多くを納めているわけではないですが、台湾のインフラ等のためにと毎年払っています。この間、パナマ文書でタックスヘイブン情報がすっぱ抜かれましたが、台湾でもタックスヘイブンを使っている人がかなりいるようです。
『21世紀の資本論』のトマ・ピケティが台湾に来て、GDPに比べて若者の賃金が低すぎることに驚いていましたが、賃金が抑えられているのは台湾の富が国民に還流せずに、タックスヘイブンにたまっているからだと思われます。