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「中国史観」の学習指導要領「課程綱要」が8月1日から施行。しかし旧「課程綱要」も併用され、現場の教師の裁量に任せる。

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 学生が自らの命を断ってまで抵抗した「中国史観」の台湾の学習指導要領「課程綱要」(課綱)が8月1日から施行されることとなってしまいました。

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中国よりの新「課程綱要」と台湾よりの旧「課程綱要」が併用される

 しかし、以前の旧学習指導要領「課程綱要」も廃止されるわけではなく、新たな「課程綱要」と併用されるとのこと。現場での取り扱いはそれぞれの教師に任され、中国よりの内容を教えるか台湾よりの内容を教えるかは教師に任せるという方式になります。

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学習指導要領「課程綱要」が二つあると混乱し、学生の負担が増えるのでは?

 政府が定める学習指導要領「課程綱要」が二つもあると学生が混乱し、テストでの負担が二倍となるのではないかと心配しましたが、今回の改訂で主要な問題となる17項目は試験の範囲に含まれないとのことです。

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今回の「課程綱要」(課綱:学習指導要領)の主要な問題点は以下の記事にまとめています。www.koutetsuteki.com

試験に出ないのに、どうやって教えるのか。

 試験に出ないとなると、学生がそこを飛ばして勉強しなくなってしまう可能性もあります。それに中国よりか台湾よりか、どちらかだけしか選べないのでは教師の政治的傾向を学生に押し付けることになりかねません。
 なので、改訂で問題となる項目については、新旧の「課程綱要」を両方学生に見せて、学生に考察してもらい、討論するという形式になるようです。

【動画】課綱爭議!新舊教材並行 8月1日起實施

強硬姿勢を崩さなかった教育部が妥協

 教育部部長をはじめ、政府与党・国民党は「ひまわり学生運動(太陽花学運)」で煮え湯を飲まされたため、強硬姿勢を崩しませんでしたが、死者が出てしまうという事態となり、すべて現場の教師に任せるという玉虫色の決定をしました。
 「中国史観」を一方的に押し付ける洗脳教育は回避されましたが、現場の教師の裁量に任せると、変な教師がでてきてまた新たな問題となりそうな気がします。

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