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トランスアジア航空(復興航空)日本便が突然の全面欠航。破産の噂も。2年連続で墜落事故を起こし、多額の賠償金を負い、信用を失って忌避されたためか。

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 台湾の大手航空会社「トランスアジア航空(復興航空)」が明日、いきなり日本便を全面的に欠航するというニュースが全土を駆け巡り、大混乱しています。
 トランスアジア航空の日本語ホームページによると、機材の関係で欠航とされていますが、実際は業績不振により会社が飛んでしまったのではないかという憶測が広がっています。

 台湾では今年、ストライキによってチャイナ・エアライン(中華航空)が欠航するという事件もありましたが、トランスアジア航空は政府の航空関係の機関(台湾民航局)に事前連絡もなくいきなりの全面欠航。

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 台湾民航局は罰金を最大1000万円取ると息巻いていますが、それを支払うことができるかどうか。。2014年、2015年と2年連続で墜落事故を起こし、多数の死者を出したため、賠償金支払いや業績不振でトランスアジア航空は大赤字です。

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トランスアジア航空、あす全便欠航 今後についてはあす記者会見/台湾 | 観光 | 中央社フォーカス台湾

 2度の墜落事故は日本でも大きく報じられました。

1度目の墜落。台風の中、着陸しようとして墜落

 それまで20年以上事故もなく、順調に業績を伸ばしてきたトランスアジア航空の飛行機が墜落。台風の中、フライトを強行したため着陸に失敗したためでした。

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 この墜落でトランスアジア航空は賠償金33億円を支払いました。

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 墜落事故で信頼を失ったトランスアジア航空を利用する旅客は少なくなり、業績は悪化しました。

2度めの墜落。原因はエンジンの操作ミス

 1度目の墜落の印象がまだ生々しく残っていた2015年、またもやトランスアジア航空の飛行機が墜落しました。

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 1度目は離島に墜落でしたが、今度は台北の市街地に墜落です。原因は機長のエンジン操作ミスなようです。あわてて両翼のエンジンを切ってしまったとか。

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 この2度目の墜落事故は車載カメラによって録画され、世界中で話題となりました。上空から飛行機が迫ってきて、目前のタクシーを翼で粉砕し、落ちていく映像は衝撃的です。
 川に墜落しましたが、もし人口密集地に墜落していたらと思うと恐ろしいです。

 この墜落した飛行機に破壊されたタクシーの運転手は幸い命は助かったものの、PTSDで仕事ができなくなってしまったとのこと。

深刻な業績不振

 2度の墜落事故で完全に信用を失ったトランスアジア航空は旅客に忌避されてしまい、運賃を下げざるを得ませんでした。それでも業績は悪化し続け、今年はすでに去年の赤字額の2倍の負債を抱えているようです。

 成長著しいLCCに「Vエア(威航)」として参入しましたが、今年の夏には撤退してしまいました。

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 LCCは各航空会社が参入し、過当競争になってしまったので、どこも儲かっていないようです。

復興航空宣布 22日停航一天-民視新聞

明日以降も飛ぶかどうか未定

 トランスアジア航空は明日のみ欠航ではなく、それ以降のフライトも未定なようです。明日22日に臨時役員会が開かれるそうですが、どうなることでしょうか。台湾証券取引所は混乱を避けるためかトランスアジア航空の株の取引をすでに停止しているようです。

 台湾のネットではトランスアジア航空は破産するのではないかという憶測も飛び交っています。もし破産すると、多くの失業者が出て、一時的に台湾の経済に大打撃となるかもしれません。台湾にはチャイナ・エアラインやエバー航空など他にも大手の航空会社もあるし、政府は手を差し伸べることはなさそうです。

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