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台湾でUberの食品宅配サービス、UberEatsが始まる。初日は検挙されたが、偽装や罰金をUberが肩代わりするという対策で検挙ゼロになる。本家Uberも人気で、タクシー淘汰の流れ。

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 台湾でUberの食品宅配サービスであるUberEatsが始まり、人気だそうです。

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初日は8件検挙される

 既存のタクシーと真っ向から競合するUberと同様、UberEatsも台湾では違法です。11月15日のサービス開始当日は一日で8件検挙されました。配車サービス・アプリのUberのほうも割と検挙されているので、台湾警察も政府も既得権益を持つ勢力を守るために躍起なのだなと思いました。

Uber側の対策で検挙ゼロに

 初日に8件も検挙されたというニュースでしたが、日を追うごとに検挙件数が減り、ついにはゼロになりました。Uber側が対策を講じたからのようですが、その対策というのがUberEatsの紙袋を見えなくするという単純なものでした。背中に背負った黒い保温袋に入れて公然と食べ物や飲料を運んでいますが、台湾警察もいちいちそれを止めて開けさせるほどの権限や人員も足りないということでしょうか。

もし検挙されても罰金はUberが肩代わり

 警察に検挙されると罰金を支払わされますが、その罰金はUberが代わりに払ってくれるとのこと。免許の点数が引かれるという制度もないようなので、配達する人はノーリスクで小銭を稼げます。車やバイクを持っているだけで気軽に始められるので、かなり多くの人が参入していると思います。

 台湾は日本以上に賃金が下がり続けており、大卒の初任給が月額7万円くらいに抑えられていて、ワーキングプアが大量に発生しているので、副業でやる人も多いと思います。

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UberEATS上路躲稽查 政府難抓-民視新聞

配車サービス・アプリのUberも人気

 UberEatsよりかなり以前にUber配車サービスは台湾に進出しています。台湾はタクシーが多いため、流行らないかと思いましたがかなり盛況です。台湾のタクシーは料金も安いし、ぼったくりもほぼ無いので、なぜUber人気なのか分かりませんでした。ニュースによると、台湾人はタクシー運転手のマナーが悪いのを嫌い、Uberのほうを好んで利用しているようです。たしかに時々とんでもない運転をする酷い運転手がいます。今日も無理やり交差点を右折しようとしたタクシーに轢かれそうになりました。日本ではありえないことです。ただ私は中国のもっと酷いタクシーを知っているので、相対的に台湾はまともだと思ってしまっていました。

 Uberは利用者から即座に評価が付けられるため、運転のマナーも良いようです。それにベンツやBMW、ポルシェなどの高級車が溢れている台北では、そういう高級車のUberドライバーも多いそうです。どうせタクシーとそんなに値段が変わらないなら、ベンツでマナーもいいUberのほうがいいという人も多いのでしょう。台北で時々見る、フェラーリがUberをやってたら利用してみたいですが、さすがにフェラーリは無いかも。

 Uberはアプリさえ入れておけば、台湾に来た日本人も使えます。行き先を指定してから呼ぶし、決済も事前にアプリ内でなされるようで完全明朗会計。中国語ができなくても全然問題ありません。台湾のタクシー運転手たちは台湾の行政院の前とかでよくデモをしていますが、このUberへのシフトという流れは止められないと思います。タクシー運転手の中には面白いオッチャンがいて、話していて楽しいこともあるので、ちょっと惜しい気もしますが、全然道を知らなかったり、公然と飲酒運転をしているような輩もいるので、Uberのほうが安全でしょう。

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