台湾の国家発展委員会において、台湾に滞在する外国人の生活環境改善に関する会議が開かれて、制度や規定の一部が変更されることが決まりました。
外国人のボランティアや大道芸人が活動するのに労働許可が不要に
ひとつめが外人ボランティアや大道芸人の活動に労働許可がいらなくなったということですが、いままでボランティアにも労働許可証を求めていたのかと逆に驚きです。
私も何度も労働許可の申請をしてきましたが、本当にめんどくさい手続きな上、台湾の公務員は効率が悪く、許可が出るのに数週間かかります。
居留証も2週間も時間がかかり、その間は台湾での身分証が無くなって困りますし。各手続きの迅速化もお願いしたいものです。
居留証を所持している場合、携帯電話等の契約が簡単に
今までは携帯電話などの公共サービスに申し込む際、居留証だけでなくパスポートも必要でした。
そう言えば私も最初に携帯電話の契約をしに行った時、パスポートを持ってなくて断られたのを思い出しました。
「永久居留証」を取得した外国人は「準国民」扱いに
「永久居留証」とは、更新の必要のない居留証です。
これがあれば、今まででもほぼ制限なく台湾で暮らすことができますが、今後更に台湾人と同じ退職金支給を受けることが出来るようになるとのこと。
永久居留証を取得するには台湾の会社で連続5年以上働き、きちんと納税している証明書が必要です。
5年も働かなくても、台湾人と結婚しているなら納税証明書があればOKなようです。
そうでない場合、台湾に多額の投資をしているとか、台湾で会社を設立したら居留証が出るとか。
外国人に厳しい台湾人口減少に向けて外国人移民獲得に積極的
台湾の人は外国人に大変親切で優しいですが、いざ台湾でビザを取得し住もうとすると、かなり大変です。
台湾の会社は労働ビザを出してやるから酷い労働環境で我慢しろという劣悪なところも多く、台湾に住みつづけるために違法な労働状態でも我慢している人もいます。
台湾は日本よりも急速に少子化が進みつつあり、すでに医療分野や介護分野では東南アジアの移民を受け入れています。
今後優秀な移民の数を増やすために次々と外国人に対する制度が変わりつつあります。
今後はそういう台湾好きの人が残れるようになってほしいものです。