台中の友達から「老婆餅」をもらいました。
「老婆餅」はどこ発祥のお菓子?
「老婆餅」は台中の名産品ですが、しらべてみるともともと中国南部・広東省のお菓子だそうです。
香港でもよく食べられているそうです。
「老婆餅」はどんな味のお菓子?
台中には「太陽餅」というお菓子もありますが、「老婆餅」の外観は「太陽餅」にも似ています。
中にはネットリした冬瓜の甘い餡が入っています。
といってもあまりしつこい甘さではなく、食べやすいです。
台湾のお菓子は甘すぎるモノが多いので、甘さ控えめな「老婆餅」は日本へのお土産としても良いと思います。
台湾で「老婆(ラオポー)」というのは日本語の老婆という意味ではなく、「かみさん」という意味です。
妻に老婆とは酷いではないかとおもいますが、一種の謙遜的な言い方でしょうか。
ちなみに夫のことは「老公(ラオコン)」といいます。これらの言い方は中国大陸では聞いたことがないので、臺灣や香港でのみ使うのかもしれません。
共産圏は言葉にきびしいですからね。
台湾では普通の「小姐(シャオジエ)」は女性蔑視のイメージがあるのか中国では使わないほうがいい言葉とされています。
「老婆餅」の名前の由来とは?
で、なぜこのお菓子が「老婆餅」と言われているかという由来は昔々、病気の舅の薬を買うために身売りした嫁を連れ戻すため、夫がこのお菓子を作ってお金を稼ぎ、無事嫁(老婆)を連れ戻すことができたということから来ているそうです。
なんとも儒教的な由来ですね。