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Dr. STONE 21巻 アマゾンを越えた先で人類石化の爆心地到達。そこで見たおぞましい光景とは(ネタバレ有り考察・感想)

Z=179 綱渡りの絆

囚われの身のDr. ゼノを追って、スタンリーたちが戦闘機で猛追してきています。

アマゾン川を目の前に、山に阻まれた千空たちはロープウェイで切り抜けようとします。

ロープウェイといっても、カーボンと鉄のケーブルを張って、滑車を乗せて荷物を運ぶというもの。

僻地で山村とかに今でもあるロープウェイです。

最大積載量160kgだから、何度も往復しなければなりません。

コハクが落ちたスイカを助けようとして絶体絶命。

なんと氷月がコハクに手を差し伸べて助けます。

司は完全に改心して千空の味方となったのは分かりますが、氷月はまだ灰色でした。しかし、この時点でもう敵意は無くなったと判断しても良いのでしょうか。

Z=180 悍ましくも美しく


アマゾンの熱帯雨林につき、南米横断ウルトラレースがはじまります。

密林に阻まれててスタンリー達も戦闘機では追えません。

ベトナム戦争でも熱帯雨林に阻まれて、米軍の戦闘機も索敵できませんでした。アメリカは枯れ葉剤やナパーム弾で対抗しましたが、さすがにゼノ側もそこまでの兵器をもっていません。

人類石化の原点まであと少しですが、アマゾンには

  • 寄生スナノミ
  • 吸血カメムシ
  • 巨大ヒル

等々、恐ろしい生物がひしめいています。ピラニアやワニも獰猛で危ないです。

千空はゴムブーツで脅威を防ぎます。

ブーツだけでは危ない気がしますが、水につかるところが一番あぶないので、最低限の備えにはなるでしょう。しかし、よくこんなきれいなブーツが成型できたものです。どうやったんだろう

ただ、一番気をつけなければならないのはアマゾンの王・地球最強の生物

軍隊アリ

です。

集団で襲って動物を骨にしてしまうほど獰猛なアリです。

地理学者チェルシーはその軍隊アリを捕獲してアルコールに漬けて、そのエキスを身体に塗りたくることで忌避剤とする荒技を使います。

アマゾンの虫対策も終わり、難なくアマゾン川を下って、ついに石化の爆心地に着きました。

そこには見渡す限り大量の石化装置(メデューサ)があります。

ピラミッド状に石化装置(メデューサ)が堆積していますが、もともとピラミッドがあったところに降り注いだのか、それとも大量すぎる石化装置(メデューサ)がピラミッドを作ったのか分かりません。後者なら、石化装置(メデューサ)を降らせたものの底知れない敵意と悪意を感じます。

Z=181 NEW WORLD SCIENCE

爆心地にあったすべての石化装置が電池切れです。

何千年も前のモノだから電池切れで当然なのですが、こうして原型をキレイに保っているのが驚きです。どれだけのオーバーテクノロジーなのか。

千空たちはスタンリーのレーダーを逃れるためにステルス艦を製造することにします。

形をステルス艦ぽくして、電波吸収材として炭素粉末のゴムを付けますが、所詮はステルスっぽい感じになるだけ。

クロムが石化装置(メデューサ)がステルス性能を有するということに気づいて、船に貼り付けることでステルス艦が完成します。

ステルスというのは、ある意味月へ行くロケットより高度な科学のような。千空たちならどうにか月まで行けそうな気がしてきました。

Z=182 DIAMOND HEART

石化装置(メデューサ)を分解してみると、黒ずんだダイヤがあり、それが動力源のようです。

まだ新品のようなダイヤもありますが、それは劈開面(原子の結合力が弱くて割れやすい面)にヒビが入っている不良品でした。

千空たちは動力源となるダイヤモンドを得るためにダイヤモンドを作ることに決めます。

人工ダイヤがあることは知っていましたが、材料はアルコールだけであとはフィラメントで熱くするだけで良いとのこと。確かにダイヤモンドは炭素の塊ですが、こんなに簡単に製造できるんですね。

Z=183 STONE SANCTUARY

人工ダイヤは研磨材で、動力源の天然ダイヤは採掘しなければいけません。

地理学者チェルシーの指摘でアメリカ組はラッセン山へ、千空たちの船はアラシャに向かいます。

アラシャとはアマゾン川に堆積したレアメタルがたくさんある石の聖地ストーン・サンクチュアリです。

アマゾンほどの巨大な川なら、ダイヤモンドだけではなく、宇宙へ行くための希少金属も手に入れられそうです。

千空のロードマップにある超合金の街とはアラシャのことでした。

科学者であるゼノも千空の意図は察していて、スタンリーたちにメッセージをすでに送っています。

Z=184 メデューサの砦

千空はゼノが仲間達に知らせていたことを察していたので、アラシャで堅固な砦をつくり、スタンリーを迎え撃つ作戦に出ます。

砦は五稜郭のように星形になっています。千空は近代戦の知識もあるのでしょうか。司か氷月のアドバイスなのかも。

銃火器を持つスタンリーを倒すためには、石化装置(メデューサ)で自爆しかないという結論に。

スタンリーたちもろとも石化してしまい遠く離れた味方が後から助けるという作戦ですが、石化装置(メデューサ)がそれまでに作動できる状態となるのが一番の問題です。

Z=185 美しき劈開面

  • 時計職人・ジョエル
  • カセキ

たちが、がんばってダイヤを作っても石化装置(メデューサ)が一向に起動しません。

カセキはともかく、時計職人ジョエルがどんなに精巧に作ってもダメというのは、何かを見落としているということです。

クロムとカセキが石化装置(メデューサ)に付いていたダイヤ電池はすべて劈開面が真ん中にあって、キレイに割れることに気づき、そのことに秘密があるのではないかと推測します。

石化装置(メデューサ)の再起動まであと少しといったところです。

フランソワとスイカが石化装置(メデューサ)で自爆した後に皆を復活させるために砦から離れることになります。

ちょうどその時、スタンリー達が来襲。

スイカ達の目の前で、スタンリー一行の女性兵士がクモに刺されて心停止してしまいます。

フランソワは負けることを恐れて、捨て置こうとしますが、スイカが千空からもらったニトログリセリンで助けてしまいます。

当然スイカは見つかってしまい、絶体絶命。

Z=186 刃十人十色

絶体絶命の中、フランソワは自分たちが「民間人」であることを宣言、スイカは医師という言い訳でなんとか命だけは助かります。

助かったは良いものの、クロムの石化装置(メデューサ)自爆案がここで白紙になってしまいました。どうやってここから挽回していくのか。

Z=187 CYBER GUERRILLA

フランソワが千空たちに無線で居場所を知らせたことで、先制攻撃ができました。

しかし、スタンリー達は銃火器を持っている上に近代戦のエキスパートです。

いくら司や氷月の個々の力が強かろうが、機関銃掃射の前には無力にも等しいです。

この劣勢からどう戦っていくのか、森林での乱戦になれば近接攻撃のほうが有利かもしれませんが。

やはり勝利のカギは石化装置(メデューサ)にかかっているでしょう。

石化装置(メデューサ)の動力源であるダイヤを作ることができるのか、カセキの腕にかかっています。

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