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アニメ『便利屋斎藤さん、異世界に行く』感想・レビュー 作業服のサイトウとクセが強いキャラが魅力

アニメ『便利屋斎藤さん、異世界に行く』は設定自体は昨今よくある異世界転生モノですが、主人公の斎藤さんが終始作業服を着た青年というところに惹かれて、見てみました。

アニメ『便利屋斎藤さん、異世界に行く』の紹介画像

ほのぼの日常ダンジョン探索とちょっぴりシリアス

サイトウの便利屋としてのスキルは幅広くて、解錠や金属加工、革細工等わりと何でもできます。そのスキルを活かして、冒険者としてダンジョン探索してます。

RPGの職業としてはシーフっぽい働きをしますが、特に素早いわけではなく、戦闘能力は低いです。

戦闘力は低いものの、サイトウは優しくて面倒見が良く、記憶力や気遣いでパーティーの仲間から慕われています。

最初はほのぼの日常系のアニメでしたが、第3話くらいからだんだんキャラが増えてきてシリアスな展開も入ってきます。

でもところどころで四コマ漫画風のギャグパートが挿入されていて、深刻すぎる感じにはなりません。

このアニメは何と言ってもキャラが魅力的で、面白さの大半はキャラ立ちと掛け合いです。

クセが強いが頼れる仲間

サイトウが属するパーティーは

  1. 重戦士ラエルザ(ツンデレ筋肉美女)
  2. 魔道士モーロック(記憶が怪しいが伝説級の魔術師)
  3. 月光妖精ラファンパン(がめつい回復術使い)

となかなかクセが強いメンバーですが、それぞれ過去に抱えたものがあって、それが明かされていく過程で深みが増してきます。

ライバルであり共闘もする他のパーティー

迷宮探索をする上でライバルとなるキャラも、

  • ドワーフ魔術師(重魔法戦車パーティ)
  • 可憐な少女と筋肉ダルマ(凹凸パーティ)
  • エルフと神官パーティ
  • 忍者パーティ

などなど、個性派ぞろいです。特に忍者パーティは、忍者・上級悪魔・魔女・国晶妖精という変な組み合わせですが、後半の物語の要になっていて、なかなかホロリとさせられました。

まとめ

正直、サイトウの便利屋という職業の特徴が活かされるのは初期だけで、後は普通のダンジョン探索モノになってしまってる気がします。

ただ、キャラが魅力的で徐々にそれぞれの背景が明かされていって、キャラに愛着がわいてきて楽しく最後まで見てしまいました。

第10話までで大体の伏線が回収されてしまったみたいな感じですが、続きがあるならぜひ見たいです。

原作となった漫画版はアニメとは少し違う部分があって、まだ続いているらしいので、そちらも読んでみたいと思います。

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