都市・国家比較サイト「NUMBEO」の安全な都市ランキング2017で、台北は世界で3番目に安全な都市という高評価でした。
台湾の治安は日本と同じくらい良い
台北にはもう6年半くらい、高雄には一年半暮らしましたが、たしかに治安は良いです。犯罪に巻き込まれたことはないことはもちろん、そういう場面を見たこともないです。
台湾はコンビニが日本よりも密集しているので、夜でも明るく、女性が深夜一人で歩いてもそうそう危険な目には会わないでしょう。(でも慣れない旅行者はできるだけ深夜に出歩かないほうが良いです)
監視社会化が進む台湾
台北だけではなく、台湾は総じて治安が良いですが、その原因の一つにあちこちに監視カメラが設置されていて、犯罪をしてもすぐ捕まり、犯罪者も割に合わないと思うからではないかと思います。
台湾に来たばかりのときは、あまりに監視カメラの設置数が多いので息苦しさを感じましたが、慣れてしまいました。
台北より上はアラブとヨーロッパの都市
台北は3位でしたが、1位と2位はどこなのでしょうか。
「NUMBEO」によると1位はアブダビ(アラブ首長国連邦)、2位はミュンヘン(ドイツ)とのこと。
アラブ首長国連邦が1位というのはやはり金持ちだと犯罪をする必要も無いからでしょうか。
アラブ首長国連邦は税金もないし、教育費も無料らしいので羨ましい限りです。
2位のミュンヘンはちょっと意外でした。
ワースト1位は南米の国
対象となる378都市中、ワースト1位は南米のカラカス(ベネズエラ)とのこと。南米は麻薬カルテルとかが暗躍していて、恐ろしすぎます。
台湾も麻薬関連の犯罪は多いですが、台湾の警察は麻薬・覚醒剤対策にかなり力を入れていて、刑も重いです。
台湾人以外の窃盗団に注意
台湾は日本人がゴールデンウィークにもっとも訪れたい旅行先ともなっています。これは近いということもありますが、治安が良いというのも好感触なのかなと思います。
たしかに犯罪に巻き込まれることはほぼ無いと思いますが、有名な観光地には台湾人以外の窃盗団が暗躍しているところもありますから注意が必要です。
この間は韓国人の窃盗団が捕まって話題となっていました。
台湾と中国の直行便が増え、中国人が簡単に台湾に来られるようになったので、中国人の窃盗団も増えてきました。
台湾は犯罪は少ないが事故は多い
犯罪に巻き込まれることはなくても、台湾の交通事情は日本とはかなり違いますし、乱暴な運転をする車が多いです。自転車も日本よりマナーが悪いので注意が必要です。
台北は信号を無視する車は少ないですが、一時停止違反とかはかなり多いです。私も何度か轢かれそうになってヒヤヒヤしたことがあります。
信号が赤になるタイミングで突っ込んでくる危険な車もありますので注意してください。
台北以外の地域では、警察の取り締まりがゆるいのか、信号無視がかなり多いです。
ボッタクリにも注意
また、少ないとは言え、観光客を騙すボッタクリの店や店員もいます。
親日の人が多い台湾ですが、八田與一の銅像の首が切られた事件からも分かるように、強烈な反日の人もいます。
最近は街を歩いていても毎日日本人旅行者を見ます。
初めての海外旅行先として台湾に来ている人も多いようです。上述のように、治安は良いですが、交通などには十分に気をつけて楽しい旅行をしていただきたいと思います。