うつ病 ライフハック

うつ病で脳の記憶を担当する「海馬」がダメージを受け記憶力が低下、認知症のようになることが証明

9,000人に対する調査により、うつ病で脳の記憶を担当する「海馬」がダメージを受け記憶力が低下、認知症のようになることが証明されました。

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うつ病で脳の記憶をつかさどる「海馬」がダメージを受け、記憶力が低下するのではないかと言われていましたが、9,000人に対する綿密な調査により、科学的に証明されたのです。

うつ病が長引くほど記憶力低下の可能性、脳の「海馬」が縮小
https://www.mededge.jp/a/psyc/17542

「うつ」で認知症のようになる

私自身も25再前後の頃に経験したことですが、うつ病にかかると記憶力がかなり低下します。

それも単に物忘れが激しいというものではなく、文脈を記憶できないため、本が読めなくなり、数字も覚えられないので仕事で使う表なども読めなくなります。

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一時的に認知症と同じような状況となるのです。

私の場合、当時まだ認知症という言葉が普及していなかったため、「仮性痴呆」と診断されました。

高齢者の場合、本当は「うつ病」なのに、認知症と誤診されることもあるくらいです。

原因は脳の海馬がダメージを受け、縮小してしまうため

うつ病になると、脳の記憶を担当する「海馬」が傷つき、縮小してしまいます。

しかもこのダメージは持続的で、うつが続く限り蓄積してしまうとのことです。

「うつ」と上手に付き合えば海馬は回復、記憶力は戻る

以前は成人すると脳は固定し、変わらないという説がありました。

しかし、今では大人の脳にも可塑性(変わることができる性質)があることが分かっています。

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この性質は特に記憶力を司る「海馬」に顕著です。

そのため、うつと上手に付き合って、症状が緩和すれば、記憶力を取り戻すことができます。

私も本もまともに読めなかった状態から、大学院に進学し、学位を取るところまで行くことができました。

海馬へのダメージは「うつ状態」が続くかぎり蓄積します。

記憶力が落ちて、普段は間違えないようなことを間違えるというようなことを連発しだした時、この記事を思い出していただければ幸いです。

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